たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

桜まつり

2012年04月06日 | 日記

長塚 節(たかし)歌碑

当地の岐阜地方気象台の桜開花情報、標本木が3月30日に開花したと発表されました。

”開花日とは、標本木(観察する対象の木)で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日のことをいい、満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日のことをいいます。

統計では平年値の開花日が3月26日、満開日が4月4日です。
今年は平年より開花が4日遅く、昨年より2日遅く咲いた。5日に大寒波がやってきて日本中が大荒れ、高山市では雪が15cmの降雪と異常気象で満開はいつになるやら分りません。
統計では最も早い開花は3月16日(1989年平成元年)
    最も遅い開花は4月12日(1984年昭和59年)” と、ホームページに紹介しています。
私の住まいは山あいを切り開いて造成した少し高台なので、寒さも平地より厳しく未だ蕾です。
私の住まいから各務原市役所(かかみがはらし)の側近くを流れ、木曽川に流入する7~8Kmの新境川堤に沿う百十郎桜は有名な桜の名所です。昔の歌舞伎役者が植えたのが命名の由来です。
今週末にかけ桜祭りが予定されていますが、今年は花見どころの天候ではありません。

朝芽生(あさじう)の各務(かかみ)が原は群れて刈る
秣(まぐさ)干草(ほしくさ)真熊手(まくまで)にかく(長塚 節)

長塚節は歌碑説明のとおり明治の農民文学者です。か、と、まの連句が特徴でしょうか。
写真は3月に撮ったもの、壊れた旧カメラの遺産で夕方なので写りはよくありません。
よく利用する市民公園の一角にある市中央図書館の裏手にあります。
この広大な市民公園は元・国立岐阜農林高等専門学校(現岐阜大学農学部)の木造校舎や実習林、実習田の跡地で、市の中心部にまたとない適地に恵まれました。

市全体の街づくりの景観デザインを慶応大学石川幹子教授に委嘱し、景観と計画性のある街づくりに取り組んでいる市です。先生の研究室のブログもあります。この取り組みはいろんな賞を受賞しています。

天気が好転したら是非今年の桜祭りに一度来て下さい。

付録)各務原は正式にはkakaと濁りませんが、通称はkagaと濁音の発音も多いです。