たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

大新聞の不適切な見出しと記事

2012年04月29日 | 日記

昨日は息子と好天に恵まれたゴルフを楽しんだ。彼は名古屋の会社に勤める中堅の働き盛り、3日前の夜10時頃、出張するので実家に前泊できない。当日朝迎えに寄るとメールが入っていた。
5時頃起床して準備や軽い朝食、ブログのコメントへ答礼などやっていて、取っている全国紙を読んで彼を待った。

社会面、2段組ベタ記事に近い扱いの、昨日の岡崎市の事件、またも集団登校の列に車が突っ込んだ事故の記事を読んだ。
アララ、この見出し少し変じゃない、本文を読むとこれはおかしな見出しだとすぐ理解できた。
そこでこの日本を代表する全国紙へ抗議のメールをした。
以下はその全文である。無断で回答を公表するのは公序良俗違反は百も承知でブログアップする。

”【件名】
不適切見出し

【お問い合わせ内容】 28日7:29発信
中部版28日朝刊
「岡崎の車突入 男児軽い怪我」とある。昨晩のNHKニュースなど重症と大きく報
道された。本文中に女児は左足骨折で2ヶ月の重症、男児は2週間の軽症を負ったと
警察署の発表を紹介しながら、何故軽症の男児を見出しにするのか○○新聞の見識を疑う。
おざなり見出しならなおのことケシカラン。被害者に二重の被害感情を与えた。
返答をいただきたい。

○○さま
                               2012年4月28日 16:32当方受信

○○新聞をご愛読いただきありがとうございます。
○○新聞デジタル(旧○○コム)にいただいたメールですが、
○○新聞社の窓口である東京本社・お客様オフィスから
返信いたします。

○○さまのご指摘を名古屋本社担当部署へ伝えたところ
下記の返事がありましたので連絡いたします。

いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。
28日の朝刊社会面の見出しについてご指摘をいただき、ありがとうございます。

京都・亀岡の事故に続き、この日(27日)にも、千葉・館山で通学バスを待つ子
どもの列に車が突っ込み小学校1年生が亡くなる、痛ましい事故がありました。
東海地方でも、岡崎市で同じ27日に同様の事故があり、○○新聞を含め大きく報道されました。
○○さまも、昨晩のNHKなどテレビニュースでごらんの上、朝刊をごらんになったの
だろうと推察申し上げます。
 
このニュースに関して、重傷女児ではなく、軽傷男児について見出しを付けたの
は、夕刊作業中で判明した事実と、その後の取材でわかった事柄に変化が生じたためです。
それは当初重傷としていた男児が2週間のケガであった、ということです。
これに焦点を当てて付けた見出しが「岡崎の車突入 男児軽いけが」という見出しです。

しかし、「岡崎車突入女児重傷事故 男児は軽傷の見立て」など、朝刊で初めて
このニュースに接する読者の方に配慮をした見出しの形になっていれば、
○○さまに疑念を抱かせることはなかったかと、ご指摘を受けて気づきました。

この点に関し、○○さまにご不快の念を抱かせてしまったことを申し訳なく思っています。
今後の紙面づくりに注意を払うチャンスをいただいたと思っております。
今後もご愛読いただければ幸いです。本当にありがとうございました。

これからも○○新聞をよろしくお願いいたします。”

皆さんはこの新聞記事をお読みの方ばかりではないので、分りづらいと思いますが、凡そは爺の義憤が分ってもらえると思います。回答文にもあるように日本中の誰もが、京都・亀岡の事故に義憤を感じない人は無いでしょう。無免許の18歳の無職少年が夜中遊び回って居眠りで集団登校の列に突っ込み、26歳の妊婦と小2の女児(7)二人が死亡、意識不明の重態2人、重軽傷6人となったと、24日報じたばかりではないか。

しかも、この死亡した女性は2週間前に小1に入学した女児(6)が学校に慣れず登校に付き添っていた。次女(4)を育てながら歯科医院で働き、3月に辞めて出産に備えていたとある。この2幼児は大事な母親を亡くしたのだ。

この○○新聞の記事中に大きく紙面を割いて、”「おとなしい子」容疑者の父話す”という見出しで、父の言い訳のようなコメントを、加害者の肩を持つような形で報道をしているが、こんな記事はなぜ必要なのか、これにも義憤を感じていた。

そこへ、25日の記事「亀岡署が加害者の父に被害者の10人の住所や電話番号まで書いたリストを渡したという、とんでもない個人情報保護法違反だ。

そこへ今日の○○新聞の見出しときた。私のブログで事の経緯をアップして読者の皆様の判断を仰ぎたい。勿論この記事内容はこのまま○○新聞へ今から、その旨公表すると返信します。
みなさまは、事故、警察署の対応、新聞報道のあり方、私の抗議や回答をどう思いますか。