たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

いずれがアヤメかカキツバタ

2012年05月24日 | 日記

主脈細く花弁の元が網目状の模様なのでアヤメでしょうか 少し後ピンです

梅雨時に咲くハナショウブは、カキツバタやアヤメとともにアヤメ科を代表する植物として親しまれています。わが国では古くから観賞され、日本的な花として親しまれています。現在のハナショウブは原種のノハナショウブ(濃い紫色のアヤメ型の花)が江戸時代中頃、改良されてできたものです。ハナショウブには3つの系統があります。

江戸系 3弁咲き、6弁咲きなど種々の花形がある
肥後系 大輪豪華花型である
伊勢系 3弁垂れ咲きで優美である

紫・藍・白・紅の花色に、しぼり・ぼかし・筋入り・覆輪などの花芸がある

ハナショウブとアヤメ・カキツバタの違い

区分 ハナショウブ アヤメ カキツバタ
適地 乾湿普通の土地 乾燥地 浅水または湿地
開花期 5月下旬~6月 5月上・中旬 5月中・下旬
葉形 幅中くらいで主脈が太い 幅狭く、主脈不明 幅広く、主脈細少、葉色黄色味を帯びる
花形 大輪咲き、葉波大きく丸みを帯びる、野生は小花 小輪咲き、花波のもとに
褐色班
中輪咲き、葉波の先とがる
花色 紅紫・紫・白・絞りなど 紫・白 青紫・紫・白・絞りなど

(名古屋市緑化センター 名古屋花菖蒲会から貰った資料抜粋)

昔、菖蒲展を名古屋城でやっていて、「いずれがアヤメか・カキツバタ」と、お聞きしたら「よう聞いてくれた」と資料を下さった。保存していたら今頃役立った。 
ネットで見るのが今は一番てっとり早い。アヤメの見分け方 この方の解説の目型模様で見分けるのが一番手っ取り早い。
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朝日新聞花おりおり から
肥後ナハショウブ---熊本で江戸時代から作られる品種群。伝統的には、鉢植えで一輪を咲かせ、室内に展示する。幕末の頃、花好きの肥後藩主細川斉護が、旗本の松平左金吾(さこんご)(定朝:さだとも)に家臣を師事させ、導入したのが始まり。藩士の「花蓮」(はなれん)は現在も満月会に受け継がれる。花被は幅広く重なり、大輪で風格がある。

付録)・子供の頃、川原にいっぱい野花菖蒲が咲いていて遊んだ、今は上流にダムができ、川原が荒れて植生が変り見る影もない。