イルカ 「なごり雪」
「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤勝重(幻冬社2011・9刊)
著者は毎日新聞の元名コラムニスト・早稲田大学等で文章表現を教えている。
昨日の記事はこの本の[第3章そもそも書く手順とは
16章 「現在・過去・未来」の順に書く] を参考に書いたつもりです。
“テンス(時制)は現在・過去・未来、・・・すなわち時間、文章は現在の状況を書きつつも、近過去、近未来を行ったり来たりできます。またそうしないと文章の強みは発揮しません。・・伊勢正三作詞の「なごり雪は」など、まさに現在の状況に近過去、近未来が入り込んで、「東京で見る雪はこれが最後ね」という「君」のつぶやきの切なさを感じます。
やはり伊勢正三さんの「22才の別れも「今日だけとか」とか、「明日になって」というようにとか、「昨日のことのように」といった言葉が、誕生日のローソクの周囲を彩るようにちりばめられて、時の流れが胸にくるんですね。文章上のテンスを勉強するにはともにいい歌です。“
と、教えられています。とてもこんな立派な文章はかけません。
上記と下記の下線の表現を
”比喩といって「伝え、伝わる文章」の代表格です。村上春樹作品「IQ84」などは完璧な比喩、多彩を極める表現で・・・・例えば「陰毛は行進する兵隊に踏みつけられた草むらみたいな生え方をしている」などと・・・。これなどただ舌をまくばかり。
比喩はなぞなぞでつけよとも・・。この本は章ごとに問題が出されています。
Q:「使い方」一つでナイフにも爆弾にもなって、包帯にも接着剤のもなるもの、なーんだ?」
A:言葉です。”
なるほど!(最近のテレビマンの流行語)、言葉はナイフや爆弾、包帯にも・・は日常の生活や人との交流にも十分当てはまりますね。明日は感激と感動を勉強しましょう。