昨日はBSプレミアム・映画「チャイコフスキー」を、始まってほんの少し経ってから何となく観た。
途中軽いお昼寝でコタツで横になり、うとうとしパソコンもやりながら、スジを追うまで熱心にではなかった。ロシアの冬景色と妙なる音楽はそこそこに堪能できた。
いい映画なのになんとなくBSにスイッチを切り替えたら放送中の映画なので惜しいことをした。
富豪の未亡人メック夫人から莫大な資金援助をされ、13年に1200通の手紙を交換しながら一度も顔を会わせていない、世にも希なプラトニックラブに驚いた。映画の中のバレリーナの「白鳥の湖」の舞いの華麗さに目が点になった。
夜の映画・金曜ロードショー・「ALWAYS 三丁目の夕日」は、昨年映画館で見たし、ブログにも書いたが、これは録画した。日曜日はドラマ「蝉しぐれ」を見る。
テレビは映画もいいが毎回見る番組は日曜「ダーウインが来た」、生き物のけなげさにいつも感動する。小泉元首相も動物ものは好むといっていた。
歴史秘話ヒストリアもよく見る。着物の柄がゆらゆら動き出す渡邊あゆみアナのナレーションもいいし、先週の「魅せます大奥」はよかった。殿様の夜・側室と愛の交歓を寝ながら見張る「夜伽小坊主」という職務に笑った。
今週の「悲劇の皇女和宮」もよかった。当方が住む美濃地方は中山道が通っているので、和宮が将軍降嫁された旧跡がいたるところにある。
BSスペシャル「6千万ドルの拳を持つ男 パッキャオ」約52億円を稼ぐ、世界プロスポーツ界第2位の男、フィリッピン人ボクサー・パッキャオがよかった、再放送と2回見た。ミンダナオ島の出稼ぎ国家フィリピンの貧しさを抜け出すため、闘うしかない男、パッキャオの人間的魅力と地元に尽くす男素晴らしい。
話は飛ぶが今週ゴルフを一緒に回った後輩がプレーしながら、現職時代の思い出を語った。
「俺は現場の3K仕事が嫌で嫌でしかたがなかった。デスクへ上がるのに、高校も出て俺の方が頭がいいのに同輩何人かに先を越された」。「俺は私生児なのでそのせいかとひがんだ」、「何、いま何言った、私生児と?」、「そう俺は父がいない」、「認知の非嫡出子か、A、B、C達等もそうだと聞いている、珍しくない」、「いや、隠してもいないし人にも言っているが、戸籍は父の欄は空白、母とは養子縁組となっている、私生児、捨て子と同じ」。
絶句してそれ以上聞けなかった。何かの事情で父は認知できず、母も何かの事情で実子にできなっかったようだ。母の愛情の元で育ち成人して畑も同じ当方とも同僚で過ごしたが、後輩で職場を共にしなかった。日頃の彼の人柄からからは想像できないギャップでいたく感動した。
彼は深い海の底をみつめるような思いを抱いて70年の歳月を過ごしてきたのか。いまは2人の娘は嫁ぎ、妻と過ごしている。「おっかぁは、そのせいか俺に人に甘える傾向がある」とも言った。