たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

確定申告2

2013年02月26日 | その他

確定申告相談会場へ申告書を持参しようとしてチェックしていたところ、厚生省が年金から天引きした社会保険料額(特別徴収といいます)と、市役所が送ってきた保険料納付済額通知票には違いがあり、手計算で合計してみないと気がつかないことが判明しました。

特別徴収のほかに、普通徴収が65,000円もありました。なぜ後期高齢者は特別徴収と銀振りや窓口支払いの普通徴収が混在しているのか分りません。それに気づき申告書をまたネットで作り直しました。還付額で4千円弱損するところでした。

市の納付額通知書に、手計算しなくても一目瞭然に特別徴収(天引き分)は厚生省の源泉徴収票の額を、普通徴収の額は加算して確定申告せよと、親切であるべきなのです。

相談会場へ持参しましたが、受け取りの税務署員とひと悶着ありました。
医療費控除額の申請で医院の領収書を持参し、その場でチェックして、健康管理のため領収書は返してほしいと申し出ました。いつもそうしています。枚数が多くとてもコーピーして手元に置くには手間隙かかるからです。

いつも信用で受け取ってくれ3年間は自宅で保存してと、受け取ってくれました。
今回の担当中年女性は堅い事をいわれ、チラチラと医療費内訳書をみて、支払い額の大きい日付を目に留め、質問されました。
「入院しましたか」、
「イエス」、
「高額医療費の補填金がありましたか」、
「イエス、ただし入院支払いの半年後、通知があり手続きの後、還付されたのは今年2月で、その分当然差し引いていない。当然でしょう?だって確定申告は1月1日から12月31日までの収支の確定申告なのですから、入れてはおかしいでしょう?」、
「確かにそのとおりですが、補填金の概算額や確定額がわかっている場合はその分を差し引いて控除額を算出するのです」、
「初耳です。補填金があるかも分らない人はどうするのですか?どこに書いてありますか?」、
「(医療費領収書の明細書という封筒を出して)“保険金などで補填される金額が確定申告書を提出するときまでに確定していない場合には、その補填される金額の見込み額を支払った医療費から差し引きます”・・・と、この封筒の裏のチェック表に書いてあります」,
「そんな馬鹿な、確定していても実際に収入になっていないし、年度越し額を見込みで申告なんて確定申告でなく、未定申告ではりませんか?見込額で税金の前取りですか? 12月に入院して補填があるかも分らない人はどうするの?納得できません。わずか3000円くらいの補填金だったし、来年度の申告で当然申告します。これで受け取って下さい・・封筒の文言はどこかに説明してありますか?私は見たことないけど・・」、
「・・・無言・・」、
「領収書が信用できないなら、全枚数の領収書と自作の内訳書をチェックして下さい」、
「そうするには行列に並んでもらいませんと・・」、
「横着ながら建前はそうでしょうが、信用してこれまで数年受け取ってくださっていました」、
「分りました。領収書は3年間保存してください」
と、押し問答し受け取ってもらった。
判子を控えに押して持っていくミスもあったが、自宅へ取りに戻るといったら拇印で勘弁してくれました。

帰宅して確認したら、昨年会場から貰ってきた確定申告の手引きA・B用とも「保険金などで補填される金額とは」の解説は細かいが、年度またぎの補填金の説明は一切ない。国税庁ネットにはQ&Aに同文が見つかったが、この文言だけで納税者に理解せよというのは無理ではないか。普通は高額医療費がいくら返還されるかなんて見込み額まで計算できる人は少ないだろう。
基本的なことなのでそうならそうで、手引きやネットでもっと踏み込んで説明すべきです。ネット利用者には手引きさえ送ってこないのですから・・・。