5月31日に趣味の仲間と桂離宮を訪れました。
桂離宮は江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸として創設された建築群と庭園からなっています。
明治16年(1883年)宮内省所管となり、桂離宮と称されることとなり、ほとんど完全に創建当時の姿を今日に伝えています。
桂離宮の総面積は約7万㎡余りで、中央には複雑に入り組む汀線を持つ池があり、大小5つの中島に土橋、板橋、石橋を渡し書院や茶室に寄せて舟着きを構え、灯籠や手水鉢を要所に配した回遊式庭園と数寄屋風の純日本風建築物とで構成されています。
切石と自然石を巧みに利用し、真、行、草にもたとえられる延段や飛び石の変化を楽しむことが出来、入江や州浜、築山、山里等もあり四季折々の楽しみがあります。
池の西岸の平坦地には古書院、中書院、新御殿が雁行形に並び、中書院と新御殿の間には楽器の間があります。
茶屋として松琴亭、賞花亭、笑意軒、月波楼の4棟、持仏堂の園林堂があります・
庭園、建物を限られた時間内に巡り、写真撮影も時間をかけられずでしたが新緑がきれいで素晴らしかったです。
御幸門 (切妻造り茅葺)
松琴亭
桂離宮で最も格の高い茅葺入母屋造りの茶室、一本の切石を渡した橋
松琴亭の青と白の市松模様の襖、右側の石炉は暖房用で上の段に食事を入れ下からの熱で冷めないようにする
松琴亭からの眺め
笑意軒
笑意軒の扁額
笑意軒の中
自然石と切石
園林堂
方形切石の飛び石
園林堂
飛び石
24基ある石灯籠の一部
古書院・中書院
月見台
月波楼(古書院に近い茶亭)
御輿寄(おこしよせ)書院の玄関
中門 (切妻造り茅葺)
中門の右手には黒文字垣がある
穂垣 (頂部を斜めに削いだ竹の柱を等間隔に立て、間を穂竹でつないだもの)
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