いきなり連打を喰らう

「社長！検品作業で不良品が見つかりました。
その数、200～300。」
「了解・・」

「社長！A社から月末から今週末への納期短縮依頼です。」
「了解・・・」

「社長！B社から受注している三点、より確かなスケジュールの提出依頼です。」
「了解・・ ・・」

「社長！C社へ依頼していた原反が半分しか入っていません。」
「なにぃ！」

「社長！D社へ依頼していた印刷ですが、納期遅らせてもらえないかと電話です。」
「あかんあかん。電話代わって。」



このまますんなりとは行かせてくれないと思っていたけれど、
来るわ来るわ試練の波が。

こうなって来ると、既にこちらが求めていた事以上にやってくれているのも忘れて、
従業員に更なるプラスアルファを求めたくなってきてしまう。

またまた辛抱のしどころだ。
焦りや怒りを抑えて、適切な間を保てるのか。
魔に差し込まれてしまうのか。
頑張れ！オレ！

さぁ、ここからだ。

夢社会に少し変化があった。

東京で仕事をしていた頃の人達に混じって仕事。
その後懇親会へ向かった。
なのに会場へつかないまま帰らなきゃならない時間に。
そして、見知らぬ人や会社を訪ね歩いていた。

よほど酔っていたのだろうか。


目覚まし時計に起こされてみると、
昨夜は早目に床に着いたのだけれど、
まだ足りないと身体は訴えている。
心はいつもよりかは幾分軽め。

身体を起こそうとすると、腰回りを中心にアチコチ痛い。
ストレッチを兼ねて身をよじらせながら起き上がった。

さぁ、今日から表ローテだ。
と、洗顔すると冬の温度に近づいてきたのを感じる。

外に出れば地面が濡れていた。空は晴。
今日から上着を一枚羽織る。
連休明けの電車は人が多い。
スクラムを組むようにゴリゴリ押し入ろうとする人もあるほどに。