大きな川が流れる土手に腰を下ろす
草をむしって風向きを確認してみたりした後、薄い月浮かぶ空を見上げる
呼吸の仕方を思い出すための様な深呼吸をしている
目の前の景色の一つ一つに名前すらなかった太古
自然なんてものはなく、すべては混然一体という意味で一つであった。
数奇な生き物が自分勝手な空間を作るようになってから、手つかずの空間に名前を付けただけ
自由だとか、優しさだとか、バランスだとか
人間の知恵の色が付けられなかった時代
世界は奔放そのものであって、傍観者はいなかった
この星から奪うだけ奪い取った物で豊かさを享受し
この星から与えられた物への尊厳は、消費と生産と言う爆音にかき消されている。
この欲望が、既に月へ着陸しているって聞いた。
それでもこの星は何も語らない。
いや、人間に聞こえない周波数で語られているのに、気付けないだけなのか。
だとしたら生き物であることを忘れて、返すのを惜しむ人が増えるのも頷けるのだが。
草をむしって風向きを確認してみたりした後、薄い月浮かぶ空を見上げる
呼吸の仕方を思い出すための様な深呼吸をしている
目の前の景色の一つ一つに名前すらなかった太古
自然なんてものはなく、すべては混然一体という意味で一つであった。
数奇な生き物が自分勝手な空間を作るようになってから、手つかずの空間に名前を付けただけ
自由だとか、優しさだとか、バランスだとか
人間の知恵の色が付けられなかった時代
世界は奔放そのものであって、傍観者はいなかった
この星から奪うだけ奪い取った物で豊かさを享受し
この星から与えられた物への尊厳は、消費と生産と言う爆音にかき消されている。
この欲望が、既に月へ着陸しているって聞いた。
それでもこの星は何も語らない。
いや、人間に聞こえない周波数で語られているのに、気付けないだけなのか。
だとしたら生き物であることを忘れて、返すのを惜しむ人が増えるのも頷けるのだが。
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