向日葵が花をつけ始めた。
背伸びしてその顔を覗き込んだけれど、正面から見るにはあと30センチは身長が足りない。
ぐんぐん朝陽は昇っていく。
空は淡い水色に変わっていく。
この向こうに漆黒の闇が広がっているなんて、ロケットを作らなきゃわからなかったはず。
プラスもマイナスも混じり合って朝陽は降り注ぐ。
惚れ惚れとするような色彩を放っていた紫陽花。
膝を折って眺めてみると、花の端々が変色し始めている。
雨を待っているようにも思えたけれど、いつもの脳の戯言かもしれない。
緊急事態宣言の花が、また花びらを落とそうとしている。
同じ茎からは蔓延防止等重点措置法の蕾が膨らみ始めている。
虫嫌いの人が多いので、人工授粉で開花を繰り返すことになっていると聞く。
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