な~んにもない

もう、わけわからんわ。

川と橋

2021-06-14 17:42:21 | 日記

昼休みを終えると、淡い水色の空が広がっていた。

ビルの谷間に目をやると、入道雲を気取った雲が幅を利かせてゆったりと流れている。

少しだけ蒸し暑さが増してきたのだろう。汗ばむまでの時間が短くなってきた。



信号が変わる。人の波が移動を開始する。

やがて信号は点滅して、人の波が短く・速くなっていく。

また信号が変わって、人が溜まっていき、溜まっていた車が流れを作っていく。



もう何十年も機械に操作されて、人の動きは止まったり始まったりしている。

繰り返し一方向へ向かわせていくと、ひとは無関心・無感動・無気力へと自然に追い込まれていくのかもしれない。

そんな妄想が湧いてきたけれど、「語らざれば憂いなきに似たり」とパチンと消えた。




秩序が生みだす無秩序の一端を垣間見た気がした。

時の流れは無秩序ながら一定方向へ進んでいく。

現代の科学ではタイムマシーンを作ろうとすると、地球と同じ大きさの装置が必要になると聞いたことがある。

そんな機械に頼らなくとも、意識に残っていないだけで、瞬間瞬間にタイムスリップしているのかもしれない。



デジャブ?!
日に一度は必ず勝手に消えてしまうこの意識を、どこまで信じていいのだろう。


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