風は吹くだろう

昨日の夕方頃から降り始めると警戒していた雨は、日付が変わる頃になって降り出した。

天気のズレも秋の空に変わりつつある表れだろうか。

ともあれ放射冷却現象によって気温が大きく下がることはなく、窓を少し開けたまま朝を迎えることが出来た。




今日から１０月。

いつもの事ではあるけれど、残り三か月という事になると、年の瀬への思いが入り始める。

今年はどうやら武漢ウィルスに始まり、新型コロナに終わる一年になりそうな気がしている。




近頃は役者さんの自殺もあり、自粛ムードによる景気後退から、
仕事を失ったり外出自粛で引きこもり傾向にある生活習慣の影響で自殺者が増えてきていることが話題になってきている。

テレビ報道によるとそのグラフは毎月コンスタントに1,000人以上の自殺者を示していて、8月は2,000人へ迫ろうかという勢いを示していた。

そして、感染拡大を憂う話しへと進むのだけれど、こちらのグラフは100人単位の推移。

死者数は、死後感染していたことが判明した人を含めて今年の累計が1,000人強。





日本には大東亜戦争時に戦況報告が歪められたまま敗戦を迎えることになった歴史がある。

そして米国の占領下におかれて、天皇陛下に忠義を尽くす事ばかり唱えていた人たちは自分たちは被害者なんだという立場に身を置いて、民主主義の旗を振りだした。

同じ様な風向きになっていきそうな予感を、今感じている。

電車は動き出し、無言のマスク姿の人達は生活の糧を得るために運ばれていく。

あさひが低い角度から差し込んでくる。これじゃ前が良く見えないのも当然か。