脱出せよ

受注が増えて忙しくなってくると、
作業間や通達事項や意思疎通等の
継ぎ目や隙間のフォローや再確認がついつい疎かになりがちに。

従業員も守備範囲内の事に、
より集中したい気持ちが強くなり、
継ぎ目・隙間は更に広がってしまう。

従業員の年齢層が高いことを考えると、
やむを得ない部分もある。
しかし、この今に次の閑散期への準備をしておかねばならない。

そこへエラーが発生すると、
目の前の対処に追われ、
次へ必要な何かを中断せねばならなくなる。

また、この悪循環。
磨り減って行く。
センス無さすぎ。

まだまだ、求め彷徨え

小さな関から流れ落ちる川の音

まだ生暖かい風

楽器の練習



およそ５年ぶりになろうか

行き場を見失い、
子供を積んで走ったルートをなぞってみた。

私がそうであったように、

この記憶は彼の無意識層へと、既に落ちている。




あの頃と変わらず、

車はタイヤを鳴らし

電車は鉄橋を叩き

ジェット音は網を掛けたように流れていく。




周りの建物が所々かわったせいか。

対岸の緑は豊かに濃く映える。

こちらは落ち葉に驚いたバッタがチキチキ飛ぶ。

海からの風に向かって進むことにする。