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雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

さいたま市在住の必殺雨漏り修理人の日記~当工事店はFRP防水の上にウレタン防水施工で10年保証

2013-01-15 19:00:08 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

ウレタン防水が完了するとこの通り、きれいになります。
そして、10年の防水保証書がついてきます。


職人社長の安藤です。


FRP防水が木造住宅のバルコニーによく使用されていますが、ひびが入ったりしていませんか?
またはガラス繊維が露出していたり、おもちのように膨れていませんか?
いずれにしても、早めに手当てをすることで防水層は長持ちします。

今回は、「当工事店はFRP防水の上にウレタン防水施工で10年保証」について
説明させていただきます。

FRP防水のひび割れ、膨れで心配されている方も多いようです。
防水のやり替えが必要な時、FRP防水の上にFRP防水をもう一度施工することを提案するリフォーム業者や工務店も多いかもしれません。
しかし、そのやり方で、果たして長持ちするのでしょうか。

特に現況でひび割れている場合は、FRP防水の上にFRP防水を施工するのは避けた方が良いでしょう。


僕は今までFRP防水が割れたり、膨れたりしている現場を多く見てきました。
現場によっては、FRP防水が全く適さないのに、FRP防水だった場合もありました。


固い防水層であるがために、地震などの動きに追従できず、割れてしまい、そこから雨水が侵入し、
雨漏りをおこしてしまう、防水材の選択は適材適所です。

変な先入観(FRP防水の上にはFRP防水が正しい、という考え方)だけで、防水材の選択するのは避けたいものです。



FRP防水 →かたい →材料が固いので地震などの動きに追従できない →割れやすい ×

ウレタン防水 →柔らかい →材業が地震などの動きに追従する →切れにくい ◎
(*防水下地が壊れるくらい大きな地震は除外して話しています。)


それでは、工事の手順の説明をします。


上の写真は、施工前です。



まず、既存のFRP防水を目粗しします。
新しい防水材料と既存のFRP防水との接着をよくするためです。



次に溶剤でFRPの粉をふき取りきれいにします。



その次に接着をよくするために、エポキシ系防水下地処理剤を塗布します。




ウレタン防水を塗布します。
(*ウレタン防水材を2回塗布して厚みをつけます。同じ作業なので、2回目の写真は省略しました。)




仕上のトップコートを塗布しています。(*写真が多くなるので、完成写真は省略しました。)

FRP防水の上に、このようにウレタン防水を施工すれば、たとえ既存のFRP防水にひびが入ってもウレタン防水材が動きに追従するので、
施工前のFRP防水のように割れることはありません。

これで、安心の防水保証10年がついてきます。
やっぱりこっちの方がいいでしょう。
僕も工事をする以上、割れてほしくありませんから。


例えば、防水下地のコンパネが腐っているような場合、FRP防水を全て撤去し、新しいコンパネを貼り付け、
新規に防水下地を作り直すこともあります。
この場合は、費用も予想以上にかかってしまいます。

ですから、あまりひどくなる前に実行することで、工事費用は低く抑えることが可能になります。

建物は人と同じです。
雨の中、壊れた傘ではこまります。
建物が風邪をひく前に、雨漏りがする、なんかおかしい、こんな時は早めに手当てをしましょう。




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それでは、また。


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