埼玉県さいたま市、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
今回の現場は埼玉県三郷市の塩ビシート防水の経年劣化で起こる雨漏りについての説明です。
ご自宅の屋上、バルコニーに塩ビシート防水が施工されている場合は、特に気を付けていただきたいと思います。どんなに優秀な防水材も経年劣化には勝てないようです。
それでは始めましょう。
雨漏り調査は、まず雨漏りがしている場所の確認から始まります。2階のサッシの上のエアコンのあたり、指をさしている角あたりから雨漏りがするということでした。ここから雨漏りするということなので、梯子を使用してこの部屋の上の状態を確認をしました。
雨漏りしている所の上は、塩ビシート防水が施工してありましたが、塩ビシート防水が浮いています。この浮きからわかることは、塩ビシートが下地に接着していないこと、塩ビシートを施工してから結構年数が経っていること、それと一度もメンテナンスがされていないことです。
塩ビシートの浮き、よじれ方は尋常ではありませんでした。
塩ビシートを押さえているはずの押さえ金物がビスと一緒に外れていました。塩ビシートを押さえることができていないので、塩ビシートの端末部が口を開けていました。
それと塩ビシートがかなり変形していました。塩ビシートは気温の変化、紫外線の影響で塩ビシートが縮んでしまい、塩ビシート自体が固くなってしまいました。
塩ビシートは長い時間の流れになかで、ゆっくり時間をかけて変形していき、押さえ金物のビス固定は何の意味もなくなってしまい、外れてしまったのでしょう。既に塩ビシートの立上りなどなく、どうしようもなく変形していました。
これだけ大きな隙間が空いてしまうと、雨水の侵入を防ぐことはできません。
ここまで状態が悪くなると、やはり塩ビシート防水を全撤去して、新規に防水層を形成する必要があります。
サンダーで塩ビシートをカットしてから撤去をします。塩ビシートがやわらかいとカッターで切れるのですが、ここまで硬いとサンダーで切る方が仕事が早いです。
こんな感じで切っていきます。もちろんメガネ、防塵マスクを着用します。
撤去をしてみると、塩ビシートの裏もおかしな色になっていました。防水下地も濡れていたので雨水が侵入しています。
塩ビシートと防水下地の間に空洞ができてしまっています。ここまで縮むには25年~30年の時間の経過があったのではないか、と思います。メンテナンスを一度もしていない場合は、必ず防水層に不具合が出てくるものです。
やはり定期的に点検をして、メンテナンスをすることが必要です。
カッターを使用して、下地をきれいにしている最中の写真ですが、見ると立上り部分の下地が割れています。この状態だと雨水が侵入しやすいですね。防水材を撤去すると、どの経路を通って雨漏りしたのか、よりはっきりしてきます。
塩ビシートの撤去が終わりました。この次の工程は防水下地処理、ウレタン防水2回塗布、トップコート塗布で完了です。
防水下地にはひび割れがあるので、下地の下に水分が含まれている可能性は限りなく高いですが、こちらの現場ではとにかく防水工事費を安く済ませたいとのことでしたので、ウレタン防水/通気緩衝工法ではなく、ウレタン防水/密着工法でメッシュを張り付けて施工することになりました。低料金で雨漏りをさせないプランです。
雨漏り調査後、工事プランをいくつか提出させていただきますので、その中からご予算にあったプランをお選びいただけます。
もちろん10年保証付きの安心プランもあります。どのプランでも工事は全力を尽くしますので、ご安心ください。
お困りの時はご相談ください。
それでは、また。
(必殺雨漏り修理人/ 職人社長の安藤)
◎雨漏り調査,見積もりについて:
「新しい生活様式」は慣れましたか? 今やソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、ご安心ください。
*雨漏り調査時は、部屋の換気をお願いします。
雨漏りの情報はこちらでもご覧いただけます。
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