クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

それでいいの?

2010年02月03日 | 美容について

先日、靴を買いにいきました。

その店には、何時もたくさんのブランドの靴が並び、メーカーを選ぶのも楽しんでいました。

ところが今年になって、お店の経営方針が変わったようで商品のほとんどが同じメーカーで統一され、他のブランドは片隅へと追いやられていました。

何とそのメーカーは低価格を売りにしている某アパレルメーカーの物です。

その商品のポップには『今売れてます』と書かれていましたが、実際には誰も興味を示していませんでした(店の思惑と消費者の需要は違うのでしょうね~)

そこで、違うお店に行くと、また同じような光景を見てしまいました。もう「うんざり」です・・・・・

もしも世の中に同じブランドの靴しかなければ「個性も失われ楽しく無いのだろうな~」なんて思い本当に「それでいいの?」と聞きたくなりました。

私達の美容業界にも流行があります。

例えば最近流行の重たい前髪やボブスタイル。さらにはロートーンのヘアカラーも、数年前では「パッツンは嫌い」と言われ「スカスカに髪をすいてください」「ハイライトを入れてください」と言われたものです。

ところが最近では「絢香さんのボブが可愛い」とか「暗めのカラーでお願いします」と言われます(以前は最も嫌がられたヘアスタイルなのに・・・・)

でも、このようなシンプルなヘアスタイルを本当に綺麗に見せるには髪質や毛髪のコンディションに最も左右されるため、日ごろからの毛髪の管理が必要です。

でも、それができれば本当に美しく女性らしいため、人からも羨まれる事になり、また流行が訪れるのでしょう。

実際に数年前『スカスカ』のシャギーや、いわゆる『茶髪』と言われるハイトーンのカラー全盛期の時にも、黒髪で真っ直ぐのワンレングスにしていた大学生のお客様は「髪、綺麗~ってよく学校で言われる」と言っていましたからね。

結局は流行ってこうやって繰り返されるものですが、それには見せかけだけのデザイン力では無く、上質な素材感こそが本当の魅力を放つのではないのでしょうか。

某アパレルメーカーも低価格で人気を集めている事は確かですが、世の中の人々が豊富な色を揃えていても同じデザインのフリースやダウンジャケットで満足しているとは到底思えません。

そんな時代だからこそ人が羨むほどの上質こそ身に纏いたい物ですよね。

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今年もお世話になりました

2009年12月29日 | 美容について

今年も、ご来店頂いた、たくさんのお客様に大変お世話になり、心から感謝いたしております。

また、たくさんのお友達の方々をご紹介頂きました事にもお礼申しあげます。

そんな、お友達のご紹介による、新しいご縁の中でも、頭皮・頭髪の深刻なトラブルに悩まれ、お越し頂く事も少なくありませんでした。

残念ながら私達の美容の仕事においては一度や二度で健康を取り戻す事が実感できないのが現状ですが、それでも私共を信じて、続けてお越し下さった方々の頭皮・頭髪の回復の状態や本当に嬉しそうな笑顔に出会えた時は、この仕事を続ける事に大きな意味を実感します。

来年も頭皮・頭髪の健康を保つためのヘアケア商品の開発や技術研究をさらに続け、たくさんの方々の笑顔に出会えるように頑張り続けたいと思います。

それでは皆様にとって良いお正月でありますように。また来年も、どうぞ宜しくお願い致します。

クレール美容室

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我慢が肝心!!

2009年12月20日 | 美容について

今年も残すところ後わずかになりましたが、今週も毛髪診断のご紹介の方がたくさんお越しになり、様々な悩みを伺いました。

そのほとんどが、脱毛症に悩む方々で、気付くきっかけは家族やお友達の何気ない一言「最近、髪が薄くなったのでは?」です。

通常では髪が異常に抜けたり、急に癖が強くなったりするなど毛髪が変化するには、そのほとんどが体調不良・ヘアケア商品・過度の美容施術などの原因が考えられます。

そんな時には、まず食事や睡眠などの生活習慣を見直す事が大切です。勿論、パーマやカラーなどの薬品を使う施術やスタイリング剤の使用も止めて下さいね。

なぜなら、頭皮・頭髪の異常は体の不調の表れで、その原因が内臓不調や過度のダイエットなどによる栄王失調、または化学薬品によるアレルギーなどで発祥する事が考えられるからです。

パーマやカラーやヘアスタイリング剤を止める理由には、例えば顔などのお肌に異常を感じて皮膚科に行くと必ず言われるのが「化粧は肌が治るまで止めて下さいね」とドクターに言われます。

それと同じように頭皮・頭髪なども不調を感じたら、まず出来るだけ化学薬品の使用を控えて自然環境に戻す事が改善への近道になるからです。

そのために少しぐらい『おしゃれ』が出来きなくても、また元気になれば大丈夫だから、その時までは『我慢が肝心』です。

もしも、それらの髪のトラブルで相談したにもかかわらず、パーマやカラーを勧めるサロンがあったなら、それは危険回避のためにもサロンを変えたほうが良いかもしれません。

そのためにも、髪の事で不安を感じたら、信頼できる美容室を尋ねる事をお勧めします。

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流行って繰り返される?

2009年10月01日 | 美容について

「流行は繰り返される」と言うけれど、最近の雑誌やテレビで活躍するタレントさんやキャスターさんの髪型に、ボブスタイルが増えています。

でも、これって今から10年ぐらい前には考えられないくらいに嫌われていたヘアスタイルの一つでもあるように思うのですが・・・・・

その頃は、髪の量を極力減らすため「スカスカに削いで下さい」(当店ではお断りしていましたが)と言われボブのような重たいヘアスタイルは敬遠されました。

そのため、レザーやドライカットなどの技法が多用されました。でも、これらの技法は毛髪にストレスが掛かる事にお客様も気づき「レザーを使わないでくさい」とか「髪を削がないで下さい」など言われる事が増えました。にも関わらず、ご紹介で当店を訪れるお客様の大半は、今でもそのような技法により「髪がからまる」とか「すぐに枝毛になる」などの苦悩を訴えられます。

でも、これと同じような現象は過去にもあったのです。

実は私が美容師になりたての頃、ちょうどレザーカットに陰りが見えはじめ、その頃のお客様のご注文は驚く事に「ハサミだけでカットして下さい」と言う声が多かったのです。

その理由は、それまでの美容院(呼び方は古いけど)ではカーラーを巻き、お釜のようなドライヤーでセットをする事が主流でした。そもそもカーラーを巻いて仕上げる時には毛先の動きが出やすいようにとレザーを使っていましたが、それが毛髪にストレスを与え損傷しやすい事で必然的にレザーカットの需要が減りました。

しかし、それらの技法の消滅の理由を知らない世代の美容師さんや消費者(お客様)にとってはレザーカットやドライカットなどの毛先の動きが新鮮だったので流行になったのでしょう。しかし再び消滅して行ったのも皮肉な事に同じ髪が傷むと言う理由だったようですね。

歴史は繰り返されるものとは言いますが、流行は流行るにしても廃れるにしても、それなりの理由があるものなのですね。

そして、最近ではボブスタイルやワンレングスが現代の若者にも新鮮なのでしょうか?とても多くなりました。

実はクレールのスタッフ(奥さん)は長年ボブスタイルですが最近になって「そんなスタイルにしてください」とか「今流行のスタイルですね」なんて事を言われます(今更?ですが・・・)

そんな時に私は何時も奥さんに「ほらほら流行が向こうからやって来たよ」って言ってます(笑)

流行は繰り返させると良く聞きますが、その中でも再び流行になるのには、シンプルな中にも本当の美しさがあるからではないのでしょうか?

そんな意味においても再び流行のボブスタイルなんかもシンプルだけど女性らしさを象徴する魅力があるのかもしれませんね。

もしかしたら、この次はソバージュやフラッパー?それとも聖子ちゃんカット?なんかを今風にアレンジして流行るのかも知れませんね(音楽番組もやたらと70~90年代の曲をテレビで放送しているからね)

もしかしたら「昔取った杵柄」って事でベテラン美容師の活躍の日が来るかもしれませんね?そうなるとパートさんの美容師さんも増えるかな~?

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最寄のサロンをご紹介!

2009年08月25日 | 美容について

いつもクレールのHPをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

最近は女性の髪のトラブル(薄毛・脱毛症)などでお困りの方々のお問い合わせが多くなりました。

また、遠方よりご来店頂く方も大変多くなり、その都度、お近くのサロンをご紹介させて頂いておりますが、今回はそんな遠方の方々が最寄のサロンを探しやすいようにHPのアドレスを掲載させて頂きます。

このHPに紹介されているサロンさんは以前、この協会で私が講師をさせて頂いていた頃に育毛の知識や厳しい技能訓練を習得されたサロンです。

もしも髪のトラブルでお悩みの女性の方がおられたら一度ご覧になり、最寄のサロンを尋ねてみてはいかがでしょうか?

私達は一人でも多くの女性の髪の悩みが軽減される事を願っています。

HP内の会員店をクリックしてください http://www.zugai.com/ajea

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情報氾濫?!

2009年08月05日 | 美容について

最近、女性雑誌に「髪と肌の悩みを解決!」と言う特集があったので読んで見ました。

その雑誌には「何らかの薄毛を気にしている女性は57.3%もいる」と書いてあります。

その対策として血流アップのためのヘッドマッサージやシャンプーについて書いていますが、それが本当に正しいのでしょうか?と疑問に思うので、皆さんも一緒に考えてくださいね。

疑問①「血行不良や血液が滞ると薄毛になる」

それはそれで間違いではないと思います。なぜなら毛髪は赤血球とミネラルの化学反応にて発毛(成長)するからです。しかし血行不良や血液が滞る(流れてない?)って事は先に体調不良を疑うべきでは無いでしょうか?

それなら、まず病院などで健康状態を調べるべきであり、脱毛を止めるためにヘッドマッサージでなどの対象を施す事は体にとって良い事と思いますか?

疑問②「シャンプー剤の選び方」について?

シャンプー剤について「すすいだ後の髪が極端にサラサラ・ツルツルになる製品はコーティング剤が多く含まれている。シャンプー後、顔や背中にぬるぬるとした皮膜感が残るなら頭皮にもそれらの成分が残っていると思います」さらに「コンディショニング剤は肌につかないように注意しましょう」と書いてあります。

勿論、シリコンコーティング剤は髪や頭皮にとっても良くありません。でも、お風呂で髪を洗う時に顔や背中の肌につかないようにする事なんてとても難しいですよね(これを自分でするのは、かなりのアクロバットな姿勢になるね)

疑問③「頭皮の乾燥が気になるのなら、一日おきにするなどシャンプーの頻度を減らしましょう」

これについては、頭皮が乾燥するようなシャンプー剤であるならば、その性質上、例え一日おきにしても乾燥します。つまり脱脂力が強くその人の体質には合わないと言う事ですね。基本的にシャンプーは顔や体と同じように毎日洗う事がお勧めです。しかし、市販されているシャンプー剤は石油系の合成界面活性剤やコーティング剤を配合している物がほとんどで、その脱脂力の強さや生分解の悪さから髪や頭皮に残留しトラブルの原因になります。「シャンプーは一日おきにしたほうが良い」などと広がったのも、そのためなのです。しかし一日中無防備な頭皮・頭髪は衣服などを着ている体以上に、汗やホコリなどに最も触れる部分であり(花粉症の人などは髪に最も花粉がつきやすい)汚れいます。なので頭皮・頭髪に大して優しい洗浄力のシャンプー剤を選んで毎日のシャンプーにより清潔さを保つ事が、本来の健康に繋がるのでは?

疑問④血流アップ頭皮マッサージ

この記事には「血流が滞っている部分を押したり、もんだりすると心地良いです」とあります。先にも書いたように血液が滞ること事態が体調不良であり、もし本当にそうならばマッサージやシャンプーで改善するよりも、その原因を突き止める事が先決です。第一に、お風呂に入るだけでも血流は上がります。さらに頭をお湯で濡らす(流す)時点で血流はかなり上がります。もしもそれで血液の循環が悪いのであれば、何処かに血栓などのトラブルが考えられ危険な状態かもしれませんね。

疑問⑤「髪の衰えが気になり始めたら発毛剤や育毛剤を使ってみましょう」

やはりと言うか、最後の手段と言うか。最終的には育毛剤を勧めるコーナーもありました。しかし、女性が育毛剤を多用すること事態に疑問を感じませんか?

現代の女性の脱毛症の急増の原因には一体何があるのでしょうか?

まず、脱毛症の原因は?と聞くと返ってくる答えは食事の欧米化・ストレス・ダイエット・過度の美容施術(頻度)・シャンプー剤やスタイリング剤の粗悪品や使用頻度などと皆さんが答えられます。これは生活習慣病の原因と良く似ているのです。

つまり昔では考えられなかった女性の脱毛症や薄毛には食生活やストレスやヘアケア剤の乱用など複雑に絡んでいる場合が多いのです。

それなのに今回の本の内容にはマッサージや育毛剤などの血流アップなどで回避しようとしているだけで、体調など根本的な健康管理を勧める事を掲載している訳ではありません。

これに良く似た事が皮膚科の治療にも見られます。それは何十年も前から変わる事のない皮膚科の治療法や処方される薬が脱毛の症状に関わらず、窒素療法・皮下注射・ステロイド・セファランチン・プロペシアなどと決められた事だけが繰り返され、進化していない事からも伺えます。この療法に共通しているのも血流アップやホルモン療法が目的であり、その脱毛症の根幹を治療しているのとは違うような気がします。そのため全髪脱毛症などの改善に成果が見られないケースが多いのです。

最近は女性の脱毛症の対策に関しての関連記事を掲載する雑誌が増えています。私達が十数年前、これらの問題に真剣に取り組み始めた頃は、その事に触れること事態が変な美容室と思われ「女性の育毛なんて流行らないよ」などと批判を浴びました。なぜなら、その頃は空前のカリスマ美容師ブームであり、誰も(特に美容師は)その事に耳を傾ける事が無かったからです。

でも、私達が言い続けてきた事が現実になり、今ではほとんどの美容室でヘッドスパなどのヘアケアを行っています。それには女性の脱毛や薄毛について消費者の関心が高まり、それらのメニューに需要が増え、商売的に儲かると考え始めたからです。そのため、様々な情報が氾濫し消費者に本当に良い事が伝わりにくくなっている事も事実なのです。

しかし、美容室で行われる女性の育毛とは頭皮に優しい施術を行うだけでも全然違うわけで、ヘッドスパなどのケアを受けても、それ自体に間違いがあれば、返って結果は悪い方向に向かう事も多々あります。

あくまでも育毛とは健康な毛を育てると言う事で、そのための環境整備を行う事なのです。

その事を、適切にアドバイスしてくれる美容室なら、たとえヘッドスパをしていなくても、女性のための育毛サロンと言えるのではないでしょうか?

女性の脱毛症には原因がいくつもあるけれど、まずは生活を見直してみる事で、原因が見つかるかも知れません。

これは、あくまでも私の私的な考えですが皆さんはどのように思われましたか?

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元気になって良かったです。

2009年07月22日 | 美容について

先日、お客様より「頭皮の剥離と脱毛が気になるの見ていただけますか?」との事で、ご来店されました。

症状はかなり深刻で、頭皮の剥離と脱毛は酷く、コームで軽く梳かしただけでも表皮(かさぶた状になっている)と一緒に束で毛髪が抜け落ちます。さらには痒みを通り越し、頭皮が痛いので皮膚科にも行き、ステロイドを処方されましたが一向に良くならないからと、当店を訪ねてこられたのです。

この方によると、思い当たるのは他店にてヘッドスパを施術された時にかなり強めに頭皮を擦られて以来、頭皮の痛み(ヒリヒリ感)が始まり、その後、異常な痒みを感じ始めたと言う事です。

その後、カラーリングの施術後の度に「頭皮の汚れを落とし健康になりますから」と勧めら痛くなるのも我慢し「そんなものなのか?」と思い施術を受けていたそうです。

勿論、施術方法にもよりますがパーマやカラーリング後の頭皮は残留アルカリにより膨潤しているため、最も皮膚が弱い状態です(剥がれやすい)その状態に頭皮のクレンジング剤などをすり込まれ、頭皮をゴシゴシとマッサージをすれば容易に角質が剥がれます(お風呂上りに、ふやけた手を擦るとポロポロと角質が剥がれるのと同じ事)

さらに、合成界面活性剤である薬剤には防腐剤が配合されています。この防腐剤の殺菌作用により、頭皮を守るための皮膚常在菌が死滅し、頭皮のバリア層のシステムが破壊されるため、アレルゲンの侵入を防ぎにくい状態になります。そのため、頭皮の改善に時間がかかり、ほんの少しの刺激でも異常な痒みを感じていたようです。

このお客様は元々、敏感肌であったため、これらの症状が現れやすかったのでしょう。

ご来店時には、かなり酷い状態でしたが、その後1ヶ月が経ち、その間に二度のご来店で頭皮のケアをさせて頂き、当店のお勧めするシャンプー剤やヘアエッセンスを使っていただく事で、炎症や脱毛などほとんどの症状が改善しました。

実は、この方は以前にも当店にお越し頂いていたのですが、お友達のご紹介にて他店へ行かれたそうです。聞けば、そのサロンでは『ご紹介一人につき割り引きチケットが頂ける』と言ったシステムなのだそうです。つまり、お友達は自分の割引券を手に入れるために、その方をご紹介されたのですね(勿論、そのお客様は後で知ったそうですが)

しかし日に日に症状が悪化し、皮膚科に行ったり市販の敏感肌用のヘアケア商品を購入し使用していたそうです(その事が返って結果を悪くしたのですが)

そのお客様は、ご来店時に「以前もこちらで、頭皮の状態を良くして頂いたのに友達の紹介で他店に行ったので戻りにくくなって・・・」と恐縮されていました。

しかし、いずれにしても何時か何処かで改善しないと行けないと思い、連絡をして来られたそうです。

もしかしたら、同じような事が全国で毎日行われていると思いますが、そんな時はどうぞ遠慮なく、皆さんが信頼の置けるサロンさんに連絡してみてください。

美容師はお客様が思われるほど「他店への浮気?」なんて気にしていませんよ。それよりも辛い状態を長く我慢していた事について、返って心が痛むものです。

なので、もしもサロンを変えてから以前よりも髪の状態が悪くなったな?と感じたら、迷わず以前のサロンに戻ってみてください。

私達、美容師はお客様の髪や頭皮が「元気」でいる事が何よりも嬉しい事なのです。

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規制緩和?

2009年06月02日 | 美容について

平成21年6月1日より薬事法が改正?され、規制緩和が行われました。これについては、賛否両論で便利になった反面、危険性が、ますます増えていく事も心配されます。

例えば薬は3つに分類されていてます。

1類・2類薬品は、薬の副作用により病気の発見を遅らせる可能性のあるものとされ、コンビにやネット販売が禁止され、購入するには薬剤師さんの指導または医師の処方箋が必要とされていました(6月1日より変更されますが)

そのため規制が緩和されても、基本的には比較的、作用が穏やかで副作用が少ない3類薬品だけがコンビにやネット販売などでの購入出来るようになるのです。

そんな中、先月のニュース番組で6月1日発売の育毛剤の宣伝をしていたメーカーの社長のコメントには実に興味深いものでした。

そのコメントには「従来品の痒みなどの症状が、かなり改善もされました、しかし副作用などの問題もあるので必ず病院での診察をお勧めします」とありました。

本当に怖い話ですね。この商品は平成11年にデビューし話題を呼びました。しかしその商品に配合されているミノキシジル(1%)の副作用により発売当初の店頭販売から病院処方に販売方法が変更される事になりました。

そもそも、このミノキシジル自体は高血圧症の方のための降圧剤であり、その患者さんが長年使用する事により、血流が良くなり、その副作用により毛髪が生えた(本来は成長した)とされ、これに注目したアメリカの製薬会社がロゲイン(ミノキシジル2%)として発売を開始しました。

しかし、当時の厚生省はその副作用を懸念し、販売許可が下りなかったのです。そのため、販売メーカーは、ミノキシジル2%の物を1%に引き下げるとして認可をもとめましたが、ミノキシジル1%を超える物は劇薬指定を受けていたので個人輸入とされていました。

しかし、日本の製薬会社が、その認可を受け商品化をしたのです。

発売から7ヶ月、新聞紙上には、この製品の副作用により体の不調を訴えた人が出てきたにも関わらず、そのメーカーは因果関係がハッキリしないと言って公表しませんでした。さらには厚生労働省もその調査に乗り出す事はありませんでした。真実は闇に葬られたのです。

そして、約8年の月日が流れ、ここに来て薬事法の規制緩和により1%だったミノキシジルを一気に5%までに引き上げ販売し始めました。

この事により、副作用で悩む人が増えない事を私は願います。

当然ですが、この育毛剤は最も危険性の高い1類薬品に属します。

全ての規制緩和は消費者にとって良いものなのか?メーカー絡みの政治的営利が目的なのか?は分かりませんが、今後もますます消費者にとっては危険性が高まる事は間違いありません。

髪や頭皮の健康を願う人がたくさん増えて欲しいとは思いますが健康と引き換えではなく、より安全に、より美しくなる事を選ぶ大切さも忘れないでくださいね。

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何時も変わらない

2009年01月16日 | 美容について

最近のニュースを見ていると不景気がクローズアップされ、毎日それを見ていると自然に財布の紐が堅くなり、さらに景気が悪くなるような気もします。

そんな時に心配になるのは、粗悪品や悪徳商法が増えることです。

バブル崩壊後、価格崩壊や販売件の自由化により、商品の偽装や消費期限などの改ざんで、企業や商社はやりたい放題の事をしてきました。それは消費者に「安い」と言う親切とは裏腹に、忍び寄る危険性に消費者は気づくことがでず、長年にわたり繰り返されていました。

私達の業界でもチェーン店展開や店舗の大型化が主流になり、一時は「カリスマ美容師」などと呼ばれる人達や、何店舗も多くのチェーン店を持つサロンが人気を集めていました。しかし、時の流れは早く、そんな人気のサロンでも、今では経営を守る事が至難になり、コストダウンを優先するため、安全や安心を提供する事が難しくなっています。

それは外食産業にも似た傾向があり、一時は人気のあったファミリーレストランから、今では店の規模が小さくても、食材の安全に拘ったオーナーシェフの経営する店に多くの人が集います。

それには経営者がお客様の側にいて「消費者に安全を届けたい」と言うサービスの原点にこそ価値観を見出したからではないでしょうか。

でも、それらの経営者は、景気に左右されることなく、今までも自分流のスタイルを続けて来た訳で、むしろ時代(消費者)の方からそれを見直し、近づいて来てくれたのだと思います。

ここに私の好きなブログがあります。このブログの執筆者のご夫婦の営む精米店さんは、お客様に対する変わらぬ思いがあり、手間隙の簡略化やコスト削減を重視せず「本当に良い商品をお届けしたい」と思う気持ちだけを優先しているため人気を集めているのだと思います。http://ameblo.jp/hoppi-mk/entry-10192393527.html

私達、商売人も立場が変われば消費者なのです。だからこそ、時代の波に飲まれる事もなく「何時も変わらない」真心にこそ、本当の付加価値を感じるのだと思います。

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ナチュラル

2009年01月08日 | 美容について

今朝『めざましテレビ』の特集で最近流行の「すっぴんメイク」を取り上げていました。

そして街頭インタビューに答えていた女性の80%以上の人がその理由について「メイクはお肌に悪いから」と答えていました。

それに対して化粧品メーカーの広報は「空気中に危険な物があるから『すっぴん』は将来的に危険だ」と反論しました。でも、そうなると世の中のほとんどの男性は危険にさらされ、老後は皮膚科に通う事になります。

でも、そんな話はあまり聞いたこともありませんし、肌年齢を計測するとメイクをしなかった男性の油分・水分・弾力は意外と老化していないのです。

さらに、化粧品メーカーさんのそれらの意見を真っ向否定するのは皮膚科のドクターです。例えば、お顔の皮膚疾患で皮膚科を訪れた時、ドクターからは必ずメイクの禁止を告げれます。それは化粧品がお肌に負担を掛ける物質であるからです。

それと、同じように毛髪にも『洗い流さないトリートメント』や『ヘアワックス』などをつけることは、見た目の美しさとは別に、毛髪本来の健康はどんどん奪われています。

例えば、当店では抜け毛・薄毛・髪が細くなるなどのご相談を受けた時、養毛剤やトリートメントの使用を止めて頂き、シャンプー剤を替えて頂きます。その事でほとんどの症状は改善されます(それでも異常な抜け毛がある場合はにも原因が考えられると思います)

つまり、化粧品の使用する種類や量を増やす事は様々な薬品の化学反応により人の本来の活性能力を奪い実は健康阻害をしているのです。

そのため、出来るだけナチュラルがお肌の健康に繋がる事に気づき始めた女性が増えてきた事を、とても嬉しく思います。

素肌や素の毛髪の持つナチュラルな美しさを大切にして下さいね。

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