今日は「肌と髪」と言うタイトルが目に入り、雑誌を買いました
内容は特に感心するような物ではなく、結局は化粧品メーカーの宣伝合戦のような感じです
それは、ともかく一番気になったのはノンシリコーンシャンプーについての記事(広告)で「ノンシリコンの黄金期到来!」なんてタイトルと共に3人の女性の対談記が掲載されています(これならTVのやらせ番組の方が、まだましかも・・・・)
そのページに「ノンシリコンシャンプーってどこがスゴイの?」とあるのですが、この内容には驚きます
「髪と頭皮をすっぴんにすると本来の元気を取り戻せる」と見出しがあり、本文には「シリコンが髪の毛1本1本をコーティングする事は汚れを一緒に閉じ込めたり、髪に必要な栄養分の浸透も妨げる」とあります。
さらには、シャンプーの目的は頭皮や髪を綺麗に洗うことなのでシリコンは不要と言う考えから生まれたのがノンシリコンシャンプー」だと書いている???
これが今までコストが安くて、ツルツル・ツヤツヤになると喜んで配合してきた化粧品メーカーさんの書く事か?と目を疑います・・・
私たち美容師は30年以上も前からシリコーンの被害を消費者や美容師さんにも訴え続けて来ましたが、それでも認知されるまでに、こんなに年数が経ってしまいましたね~
しかし今でもノンシリコンシャンプーを単なるブームとしてしか捕らえていない化粧品メーカーは、まだ消費者を欺く事が平気のようです
それはCMにも見て取れますが多くのメーカーが「ノンシリコンシャンプー」とは言っているが、ノンシリコントリートメントやノンシリコンコンディショナーとは言っていないからです
一度、ノンシリコンシャンプーのメーカーのトリートメントやコンディショナーの表示成分を見ると分かりますが、メーカーさんはシャンプーにはノンシリコンと言ってるけど、コンディショナーはノンシリコンだと言っていないと逃げ道を作っているんですねだからコンディショナーなどには〇〇〇ジメチコンなんて表示があります
恐るべし化粧品メーカーの戦略には唖然とするし、こんなことが平気で何十年も繰り返されてきたんですね
やっぱり私は、クレールや私の大切な仲間の美容師さんのお店を訪れてくださる、大切なお客様のためにも、これからも本当に安心して使ってもらえる商品開発を続けて行きたいと思います
※シリコーンの吸着(蓄積)はシャンプー剤よりも性質上、トリートメントやコンディショナーに配合されているほうが強く残留します(もちろん頭皮にも吸着します)