クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

ご新規に限り!?

2017年03月01日 | ヘアケア
昨日、お客様との会話の中で「割引チケット」の話が出ましたが「なぜ新規客に限り割引券が使えるのですかね?しかも新規オープンでもないのに・・・」って

こんな疑問が出ること自体、この業界が低迷している事を象徴していますね

それには固定客の定着が難しく、新規客を増やさないと経営が成り立たないからだと思いますが、問題は固定客がなぜ減ってしまうのか?という事ではないのでしょうか。

今朝も常連さんの一人の方が「友達が美容院をオープンしたので頼まれて行ってきたけど髪は傷んだし、全然まとまらないから戻ってきました。ゴメンね」とお越しくださいました。

確かに纏まらないカットの仕方と、酷い髪の損傷でした。

何よりも危険だったのは「パーマ剤が額に浸みてカブレちゃったんです」と皮膚炎を起こしていたことです

お客様も「これが安売りの現状なのね」と残念がっていました・・・

これと同じような事が先週にもあったのですが、お二人ともに毛髪が細いにも関わらず、髪はスキスキに空かれているためいるために「絡まって仕方が無いし、纏まらない」と怒っていました(空かないでと言ったそうですが)

これもまた偶然ですが、昨日シャンプーを買いに来て下さったお客様のお子様がカットモデルを頼まれて髪を切ってもらったのですが、直ぐに当店に来てくれました。

その時の親子の会話の中で「切った時は良いけど、直ぐに纏まらなくなる。何時もは長持ちして伸びても形が崩れない。何でかな~?」って疑問に思っていたそうです。

「お店にとって良い事か悪い事かは分からないけどね~」って笑っていましたけどね(これも良く言われます)

とりあえず、何がイケないのかを話しましたが、そんな美容技術が今では一般化しているのだから仕方が無いですね

昔、私たちがこの業界に入ったころは下積みも長く、基礎カット事態も徹底的に叩き込まれました。

勿論、先輩方のカット技術や、その精度の凄さが今の私達には理解できます。

でも、その当時のトレーニング方法を今の時代に当てはめても、人は続かないし、人件費の無駄と思う経営者は練習時間を出来るだけ少なくカリキュラムの簡素化を行っています

そう思うと、昔の会社は私たちのような役に立たないスタッフにも給料を支給して下さり、人や技術を育てて与えてくれたのだと思います。

ヘアスタイルや店の規模などお客様の選ぶ基準はそれぞれだけど、やはり美容室に行けば「髪は綺麗で纏まりやすくなる」と思って頂けるような技術で自分のお店の顧客様のハートを掴んで欲しいと願います。

少なくとも「新規客に限り」なんてケチな事をやらないで、どうせならチケットをお持ちの皆様に割引してあげれば良いのにね。

今朝も関西を中心に20店舗以上のチェーン店を持つ美容室が「ご新規様に限り50%OFF」なんて広告が入っていました(ガッカリ
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