髪を切る感触で

今朝は営業前から娘のヘアカットをしました💇‍♀️

日頃のお手入れはスカルプシャンプーのみです🧴

細くて毛量もめちゃくちゃ多いのですが、しっかりとハリ、コシがありますよ👌

実は私のシャンプー開発時で毛髪の修復を1番感じるのは髪に鋏を入れた瞬間なんですよ✂️

濡れた髪を切る時の破断の感触によって、毛髪内部にどれくらいケラチン(硬いタンパク質)が残存しているかを感じます。

この鋏で『硬いものを切っている』って言う感覚を感じられるのも美容師ならではの事なんですよ😃

料理で例えると、健康毛が瑞々しい大根を切る時のような感触なら、損傷毛は豆腐のような柔らかいものを切る感触です😳

ヘアカラーやブリーチ毛は、乾いている時に硬く感じていても、それは毛髪の空洞化により保湿が出来なくて固くなっているだけであり、濡らすと髪がフニャっとなり、また髪と髪がくっ付きやすくキシキシとキシムと言う現象が現れます。

ましてやシリコンがビルドアップ(蓄積)すればする程、その現象が現れます
😱

最近になり大手化粧品メーカーは『シリコンは悪くない』とHPなどにも掲載していますが、そんなメーカーもたくさん作っている自社ブランドの中に『ノンシリコン』をアピールしている製品までラインナップしている事には、より不信感はつのりますよね😔

もしも、本当に悪影響が無いのなら、わざわざ『ノンシリコン』の製品を作る必要もないし、アピールする必要も無いはず😃
でも捨てられ無い理由はシリコンほど低コストでツルツルさせる原材料は他は無いからです。
摩擦係数はダントツで低いですからね😱
けど、本当に取れないですよ😩

それはさて置き、私は商品開発の時に、この鋏✂️による破断テストの感触に凄く拘っています😃

それが毛髪のハリ、コシだけではなく感触やツヤの全てに関係するからです😊

シャンプー剤により、見せかけの艶を与える事は本当に安くて簡単に出来るのですが、本来の修復となると時間もコストも掛かります。

でも、それを求めてくださる方がいる限り、これからも頑張って良い製品を開発し続けたいと思います🙇‍♂️

画像はiPhoneによる自然光(ストロボ無し)だから綺麗に見えるかわかりませんが（笑）

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