日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

真正の学習

2018-12-16 23:03:44 | ワークショップ・研修に関すること

現代アメリカにおける学力形成論の展開・石井英真(2011)東信堂 p183

 

この図、だよなぁ。

この図の①②の違い、だよなぁ、、、、。

知識発見型の①と、
知識構築型の②の教師の立ち位置の違い。

次期学習指導要領に関する資料や書籍を読んていると、
あくまでも①の域を越えていないところに物足りなさを感じます。

ただ自分自身の読解力が不足しているだけでしょうか、、、。

①で慣れ親しんだ場合、
それは教師であっても学習者であっても、ですが、
②の環境は心地よいものではなく、
受け入れにくいと思います。

だから敢えて前面に出ない?


科学者の時間ふりかえり(1)

2018-12-16 21:58:14 | 探究に関すること

本当は、、、
本当はその都度記録していくことが一番なのですが、
そうもいかない時間の流れ。
完全に記憶から消え去る前に、記録します。

夏休み明けの8月最終週、
中3理科(2分野)の授業は、天体分野からスタートしました。

導入で確認したことは、「理科」の授業とは何ぞや、から。


学習指導要領そのままです。
変わったことをしているんではないんだよ、
のアピールに伝わっていたかも知れません。
でも、不安にはさせたくない気持ち一心でした。
さらに、

科学的な見方・考え方の視点。
この時間に身に着けてほしい視点の提示。

勉強、いつ始まるのかな、と待つ学習者もいれば、
面倒そうに聞いていたり
妙にうなずきながら聞いていたりと、さまざまでした。

続けて、
「わかる」とは何か?
インプットしたものをアウトプットするまでに起こる「わかる」には
どんな側面があるのかを紹介しました。



よく見られる

「~について分かった」
「~について理解した」という記述は何を指すのか?

ウィギンスとマクタイが提唱する「理解の6側面」です。
学習者に提示することが最適かどうかは???ですが、
1学期と比べて、記述内容が具体的になったと思います。
意識して記述している場合に限りますが、、、、。


分かった事を具体的に書く、は結構難しいのです。
新たに事実を知ることは、単なる知識の習得。

この単元の最後に、
「使える」まで到達し、探究活動を実施するのがゴールだよ、
ここから、科学者の時間が始まりました。

教室での様子は・・・・
4クラスともリアクションがほとんどありませんでした。
聞き流しているような、
言われたことは淡々とこなせばいいと思っているのか
少なくとも、ワクワク感は全くなく、スタートしました。