ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来クリエーター情報なしディスカヴァー・トゥエンティワン
ジーンクエスト代表取締役が執筆した一冊。
ゲノム解析サービスを行っているベンチャー企業です。
研究と事業の両輪をうまく回し、研究成果が社会で活用される未来を作っていくのが私の夢です。(p170)
特に一部の医師の方々からは「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」「医療行為ではないか」という意見が未だに出ています。
「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」というのは、現時点では確かにそう言えるかも知れません。しかしながら、ゲノム解析サービスの目的は、病気のリスクを知らせるだけでなく、研究に活用することです。(p170−p171)
よくわからない、今までと違うというだけでの理由でテクノロジーに批判的になると、有用なテクノロジーを活用できない未来になってしまいます。それは、本当にもったいないと思います。(p222)
生命科学は面白いからこそ活用したい(p222)
自らの判断で、研究対象としての「ヒト」になるのか。
はじき出されたパーセンテージを「人」としてどう受け止めるのか。
あまり興味がないんだろうなぁ、ということが伝わってきました。