日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

試したいけど試していない、ダイラタンシー

2009-11-03 03:10:53 | 中学理科1分野(物理)
片栗粉実験[アメーバビジョン]

ダイラタンシーとよばれるこの現象、
片栗粉と水を2:1ぐらいで混ぜればいいだけなのですが、試していません。
物体の内部に力が加わると、粒子間の隙間が小さくなり強度アップ、一時的に固体になるらしいのですが、自分でもよく分かりません。生徒にも説明できないし、どの単元で結びつけるのかしら・・・?

試そうと思って試さない理由は、
私がとろみのある料理があまり好きでなく、
片栗粉を自分で買うという習性がないからです
高いモノでもないので、おうち実験用に購入すればいいですね。。。

ガスバーナー、使い方の復習にトンボ玉

2009-10-16 09:45:56 | 中学理科1分野(物理)
写真は授業(50min)で作ったトンボ玉を
つなげてストラップにしたものです。

指示が通るクラスであれば、
ガスバーナーの使い方と、状態変化の学習が終わっていれば十分できます。
生徒によってはもっと大粒のトンボ玉を制作!!
器用に柄をつけたりします。

本格的にトンボ玉をつくるには道具や材料が沢山必要らしいのですが、
ガラス棒、鉄芯、離型剤を購入すれば、
あとは実験室にあるバーナーや安全メガネ等でできます。

ガラスが色を変えながら溶けてまた戻る。

見慣れてしまうと忘れてしまいがちなのですが、
実物を見た時、生徒が興味津々の目になる瞬間を
大切にしたいです。

あくまでも授業に余裕があるとき&
担任とコミュニケーションがとれる時に限りますが
オススメの教材です

フレミングの応用

2009-08-05 19:39:21 | 中学理科1分野(物理)
息子の作品です。

材料はシンプル。

ガチャガチャのケースに画鋲、アルミホイルに電池、フェライト磁石です。

土台部分に磁石が入っていて、裏返すと上部(ガチャガチャ)が逆まわりします。


息子の反応はイマイチでした(-_-)

科学の祭典その2

2009-08-02 22:12:59 | 中学理科1分野(物理)
身近にある材料でモーターを作るブースにて。

小学生相手にモーターの仕組みを説明する際、
演示していた電気ブランコです。

普通の基本的な電気ブランコなのですが、
感心させられたのは安定性。

今まで授業では、
割り箸とエナメル線でぶら下がる部分を作り、
スタンドで支えて使っていました。

ブースでみたブランコは
接続部分の金具も、ブランコ部分の導線も、
太さがあるので簡単には曲がりません。


割り箸等で作ると、コストはもちろん落とせるのですが、
授業ごとに微調整が必要になるので、
ブースで見たものがあれば手間はかなり省くことができ、
実験者にも分かりやすくなりそうです。


たまたま長男が参加した回が小学校低学年の子どもばかり集まったせいか、
「中学生になったらフレミングの左手の法則勉強してね」
という説明でした。

このブースでつくったモーターは後日upします。

光の三原色を調べよう

2009-07-30 11:28:12 | 中学理科1分野(物理)
先週末、免許更新講習に行ってきました。
(年齢がバレますね・・・)
必修科目の講義だったのですが、
学習指導要領(理科)に関する講義で
受講者全員がLEDライトを作りました。

このLEDライトの凄いところは、
構造がとても単純なところ。
はさみとホッチキスさえあればできます。

そして単価が安いところ。
講義では赤、緑、青がありましたが
赤のセットが100円、その他が130円くらいだそうです。
受講者によって色が違い、
お互い色を重ねてみると、様々な色ができて歓声があがっていました。
RBGモードとCMYKモードの比較をしても面白いだろうなと思った一コマです。

白色のLEDが売られているのを見たことがありますが、
青色LEDに黄色い蛍光を塗っているんですね。
驚きです。

このミニライトを三種類つくって、
それぞれの色の特性を調べたら立派に自由研究になりそうです。
ちなみに、このミニライトのキット、
実費で譲って下さるそうです。(時間はかかるらしいですが)
興味のある方は、
東京学芸大学の理科教育学分野、鎌田研究室で検索してみて下さい。

講習を終え、何だか満たされた気分で帰宅すると、
外へ遊びにいけずウズウズの長男と長女、
ミルクを拒み、ようやくおっぱいが帰ってきたと満面の笑みを浮かべる二女、
疲れ果てた夫が待っていました。

だって、国をあげての制度だもん。

自作光源装置の中身

2008-08-11 21:43:23 | 中学理科1分野(物理)
きんちょさんにいただいた質問の答えになるかわかりませんが、
自作光源装置の中身です。

電池ケース(リード線つき)に
豆電球用ソケット(リード線なし)をグルーで直接つけています。
(低温グルー使用)
電球は普通の豆電球で、
ゼネコンで光らせる豆電球を流用?です。

外側ケースはボール紙。
12cmほどの筒で、一方に黒画用紙(スリット入り)が
輪ゴムでついています。

外側ケースと電池ケースは固定されていません。
スリットが細いのでさほど広がりは気にならないのですが、
スリット3本同時につけて焦点は多分求まりません。

スイッチもついていないので、電池を一つ外して配布しています。

せっかく質問していただいたのに
小学生の工作(以下の部分も)級ですいません・・・・。

教室で、一面のみあけた段ボールの中で観察しました。
暗幕のある教室であれば既成の光源装置よりは長く道筋は見えますが、
具体的な距離は今わかりません。
ごめんなさい~

暗幕なんていらないのよ~光の実験

2008-08-09 07:29:43 | 中学理科1分野(物理)
自作光源装置です。

特徴
豆電球が6V用で明るい(単3×4本使用)
小型

メリット
暗幕のない教室で実験できる
閉め切らないので暑くない。
コンパクトなので卓上で使いやすい。
実験室争奪から逃れられる

エネルギーの移り変わり

2008-06-06 03:35:25 | 中学理科1分野(物理)
この章(運動とエネルギー)も終盤です。
エネルギーの種類(熱、光、音、化学、弾性、電気、核)を紹介した後、エネルギーの移りかわりを演示、メニューは

手回し発電機豆電球(クラスによってはオルゴール)
手回し発電機手回し発電機
手回し発電機スチールウール
水をいれた水筒をフリフリ
火おこし器

本当は生徒実験にしようと思ったのですが諸事情で一部の演示で精一杯。
核エネルギーを詳しく話したりしていたので1時間かかりましたが、
さらっと話せば生徒実験でも可能なメニューでした。