久々に、酵素反応実験の実施を計画中。
で、予備実験前に検討する価値があるか予備実験。
定番の「だ液がデンプンを分解するよー」の実験です。
反応物のデンプンが分解されてなくなったよーを示すために
基準となるヨウ素デンプン反応。
左からデンプン溶液0.5% 0.25%・・・と、おぉ、見た目で分かるくらい色が違う。
よかった。続きができる。
次に、分解されて生成物が増えてきたよーを示すために
ベネディクト反応。
左からマルトース溶液0.5% 0.25%・・・。
これも例の測定法でチャレンジすればなんとかなる?
実際にだ液でデンプンを分解して、ヨウ素反応とベネディクト反応。
0min, 3min, 6min室温で反応です。
ヨウ素反応はというと、青紫と赤紫寄りの色双方が存在。
(写真撮り忘れ)
ベネディクト反応は
うーん、黄色味が強い。
ベネディクト液に反応している生成物は、
マルトースだけではないからなぁ。
スクロースには反応しなかったけれど、
フルクトースやグルコースのみ、ではオレンジ色に。
マルトースのみの赤みとは少し違う。
マルトースだけの量を見たかったら、
デンプンの末端から切断していく酵素、
βアミラーゼのみを反応させれば、それなりに美しい結果が待っているハズ。
でも、「だ液」を自分から出すことに意味があるのか?
そうだとしても、口から出すって、何回やっても抵抗あるよなぁ・・・。
純度が高いβアミラーゼを最初から準備?
食品添加物として売られているβアミラーゼを準備?
でも、αアミラーゼとの比較で、こんなことが言われているので、
さて、どうしましょうかねー。
結局、何を知りたいのか、学習者が選択することが一番なのかも知れない。
受験勉強だけのためだったら、
エア実験でも問題ないし、
実験のお作法は入学後にもう一度プログラムされているだろうし。
ということで、
何となく方針は決定。
高校3年生はどう攻めるか。
ちょっと楽しみ。
色の表現と定量が正確でないのはお許しください。