暑い夏のひとときを涼しい気分にさせる茶道のお稽古はなんとも言えない気分です。
日本人の知恵でしょうか。今のようなクーラーの設備のない時代にいかに涼しくお客様をおもてなしするか、知恵を働かせていました。まずは目の前にある食べ物をいかに涼しげにみせるか、美味しくみせるか、このように考えて作られた和菓子は最高の芸術品ですね。
茶道の心にはその精神がよく含まれております。さかのぼれば茶道の歴史は古く、武家や公家を中心とした文化は、町人社会にも大衆にも育くまれた茶の湯の文化が存在したことによって、茶をはじめとする芸能全般が伝承され、町人文化の価値が高められたとも言えますね。季節に合わせての和菓子作りなどはそのお手本ではないでしょうか。そんな思いに馳せながら、涼しい和菓子にお抹茶をいただくひと時はなんと贅沢ななことでしょうか。暑さも忘れさせる幸せな時間を過ごし満足した我がヤンＧでした。
