茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

「住まいは人なり・・」徒然草に学ぶ無常観とは、現代にも当てはまるもの。

2019年07月12日 | Weblog
【古文】1分間で学ぶ高校古文「家居のつきづきしく(徒然草)」

昨日は古典の会がありました。今は兼好法師の「徒然草」を学習しています。我がヤンGの当番発表は第10段「家居のつきづきしく・・」で現代にも通じる兼好おじさんのブログには感銘しました。「豪邸だろうが安アパートだろうが、部屋に入ったとたん、主の人柄が直感できるものだ。 (なるほどだ~)まさに住まいは主人そのものである。(松下幸之助も言っていました)立派な人物が悠々自適してる住まいは今風の華やかさはないが、風情がありなんとも奥ゆかしい、一方で最高の技術で仕上げ、外国製、日本製の超豪華家具を並べ飾りたててる住まいは見た目にもうっとうしくまったくうんざりだ~ いくら贅沢をしたところで火事に当たれば、あっという間に灰になってしまうものだ、 これが無常観なのです。無常の世の中では家は一時の宿でしかない。住まいは「仮の宿」というフレーズ。現代流にいえば住宅は所有価値よりも使用価値にある。兼好君に言わせれば、この世の住居はみなあの世からの賃貸なのだ、つまり「仮の宿」というわけですね。そういえば、鴨長明も方丈記に「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・」と書いていました。これも無常観の思想でしょうね。 現代にも通じる日本人の心、無常観でした。
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