HIDEKI Saijo. Hiroshima ヒロシマ
8月6日は、広島への原爆投下から76年になり、記念式典が行われました。私も76年前のこの日はわすれられません。当時中学1年の私は登校し、朝礼で広島に新型爆弾が投下されたことが報告され、日本国は絶対戦争には負けない国だから頑張るようにとの校長先生の訓話があり、緊張感がみなぎりました。それから1時間後、空襲警報のサイレンが鳴り、防空壕に避難を始めたその時、バリバリというものすごい銃撃音が鳴り響き地に伏せました、見ると2機のアメリカ・グラマン戦闘機が上空を旋回し、去っていきました。おかげ様で誰一人怪我人もなく幸いでしたが、あの凄い銃撃音は今でも耳に残っています。戦争とは人の殺し合いだなあ~とつくづく思いました。これが私の唯一の戦争体験で、今は貴重な戦争体験者として地元の中学校より頼まれて、中学生に戦争体験の話を続けております。世界平和を願う唯一の被爆国としての日本の立場は大変重要な位置にあると思います。今日のこの日は日本国民として忘れてはならない日であります。世界平和を祈願しましょう。安寧。