茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

能楽を旅する - - 世阿弥ゆかりの寺で「ろうそく能」三年ぶりの開演!!幽玄の世界に入る!!

2022年06月21日 | Weblog

 

18日、新潟県の佐渡市・正方寺で「ろうそく能」が3年ぶりに上演されました。この日は、演目「東北」が披露され、梅の花の美しさに足を止めた僧の前に、一流歌人の和泉式部の霊が突然現れ、生前の思い出を語る様子を演じられました。しばし幽玄の世界の物語に魅了されました。私も謡曲、能、が好きで幼少のころから祖父が観世流の師範でしたのでよく聴いておりました。日本の伝統芸能のひとつでもあり、素晴らし古典芸能でもあります。佐渡はあの小さな島ですが、能舞台が30か所もあるという素晴らしい古典芸能が盛んなところでもありますね。能楽師世阿弥は室町時代に観世流を率いる能楽の総師でした。世阿弥の名言に「初心忘るべからず」がありますが、あらゆる物事にあてはまる人生訓として有名です。「ひとつの初心が乗り越えられた時、それは新しい時点での初心との遭遇なのです。結局、毎日は新しい初心の連続なのです。最後に老後の至難な初心が待っています。果てしない初心の積み重ねが、無限の芸の可能性に繋がるのです。」なかなか、深い言葉で重みが感じられます。

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