茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

茶道 - 「秋はいとど寂しさまさる夕べの空」のひとときを、お抹茶で一服の優雅さ!!

2022年09月12日 | Weblog

茶道 - Japanese Tea Ceremony -

昨日は茶道教室の日でした。九月も半ばを迎え、秋を感じる朝夕のこの頃になりました。茶道の世界では日本の四季を大切におもてなし致します。特に秋の季節はお茶を嗜むには最高の季節になります。『秋はいとど淋しさまさる夕べの空』と言われるほど秋の代表的な意匠といえば「月と紅葉」です。名月を詠んだ歌や紅葉の景色などをテーマに道具を取り合わせるなど、季節感をだしておもてなしをするのが秋という季節ではないでしょうか・・・秋の夜長を感じさせ、季節の終わりを惜しむ心を表現しなければなりませんから、一年を通じて最も茶の詫びを感じさせる時期になります。床の間に飾るお軸にしても消息文を掛けて、人恋しい秋の夜長を演出し、花も、吾木香、野紺菊、すすき、など野山の残花を花瓶に入れて、やがて枯れゆく紅葉を惜しみます。変わりゆく季節を一服のお茶を頂きながら楽しむひとときが、とても優雅な心にしてくれます。

 

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