【5分でわかる】岡倉天心『茶の本』
私達の「古典の会」も「紫式部日記」も終了し、次なる古典を何をやろうかと話し合っていますが、その候補の中に岡倉天心の「茶の本」が上がっております。岡倉天心の代表作である「茶の本」は日本の茶道を世界に紹介し、西洋に語り掛ける東洋の美をまとめた哲学書の本です。日本文化を世界に広めた活動が天心の重要な仕事でもありました。天心曰く、元々茶は薬用として始まった後、嗜好品の飲み物になり15世紀には日本はこれを更に高め、茶道に発展させたもので、日常生活の俗なものの中に存在する美しきものを崇拝することに重点をおいた一種の儀式であり、純粋と調和の神秘を教える思想でもあり茶道の教えは「不完全なもの」を愛し、人生というこの不完全な時間の中で何かを成し遂げようとする実験演劇みたいなものである。「茶道」は倫理、宗教などを合わせて我々の全ての世界を表現してる。そして琥珀の色の液体の中に自分の「小ささ」を感じることが出来れば他人の中にあるささやかな偉大さにも気がつくことができるのだ。天心さん、ますます哲学的表現に私のような凡人にはついていけません・・・禅の心まで述べております。凄い!今、日本の茶道は外国の人にとても人気があります。「茶道」でつなぐ世界の平和💛💛