紫式部って、どんな人?
来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を今から楽しみにしております。久しぶりに華麗な平安時代の貴族たちの生活がドラマになります。あの世界に有名な「源氏物語」の作者として現代までその名を残してる紫式部は「紫式部日記」に堂々?と清少納言・和泉式部の二人を批評しております。まず、清少納言に対しては「すこしもかたはなるは、いひはべらじ」=「すこしでも欠点のある人のことは言いますまい」と前置きしながら「清少納言こそしたり顔にいみじゅうはべりける人」=「得意そうな顔つきでたいそう偉そうにしていた人です」と非常に厳しい批評をしています。また、和泉式部に対しても「和泉式部といふ人こそおもしろう書きかはしける。歌はいとをかしきこと・・・」=「和泉式部という人はたいそう趣き深い人ですが、色恋にはしり感心できない面が多い人です」なんとも厳しい批評を二人に書いておりますが、紫式部はこの二人とは全然面識がないのですから・・・さてドラマではこの話題の三人の関係をどう描いていくのかとても楽しみにしています。