昨日は古典の会の勉強会があり今「徒然草」をやっております。第108段「寸陰惜しむ人」でした。兼好さん曰く、”寸陰惜しむ人なし。これよく知れるか、愚かなるか。・・
兼好さんは厳しいこと言っています。短い時間を積み重ねて、大切に使う人はいないものだ。
知らないで時間を無駄にしてる怠け者のために忠告しておきたい、一銭はわずかな金だが、これが貯まると、貧乏人を金持ちにする。(なるほどだ~)
さらにこんなことも我ら凡人に忠告しています。「一日の間に、食事、排便、睡眠、会話、歩行、など生きていくためにはやむを得ず、多くの時間を使っている。残りの時間はいくらもない。それなのに
意味のないことをし、無駄なおしゃべりをして時間を消費している、なんとも愚かなことである」
ほんとうだ~
兼好さん、厳しいこと言っていますが、我々現代人が忘れている「瞬間の大事さ」を想い出させてくれる本当に鋭い観察力には兼好さんに脱帽ですね。今日は大変勉強になりました。