TCR2の最大のウイークポイントは間違いなくホイールです。このスペックで9.3kgという車重になるのはどうみても不思議です。GIANT S-R2というリムを使用したホイールの重量はネットの情報によれば前後で約2kgだそうです。また、装着されているVITTORIA ZAFFIROというタイヤも23Cでカタログ値300g/本と結構重たいものが付いています。チューブについての情報はありませんが、結構な安物が使われているはずです。
カタログに表記されているパーツでもハンドルバーGIANT CONNECT 31.8 400mmの重さは320g。アルミのシートポストGIANT CONNECT SL 30.9x375mmは287g。GIANT PERFORMANCE LITEというサドルは330g等々廉価品が使われています。車重を軽くするという目的ならば、まずこれらを軽量のものと交換するというのもひとつの方法でしょう。ただ、走りを体感出来るほどに変えるには、少々コストはかかりますが、ホイールとタイヤ交換です。
TCR2のカタログスペックを見て、真っ先にクランクとブレーキを105に換えることを考える人も少なくないと思いますが、それなら初めからTCR1でもいいはずです。コストと手間隙をかけて市販されているモデルと同じスペックにする必要があるのでしょうか?TCR2で不満に感じる部分はTCR1でも同じだと思います。敢えて挙げるとすればシートポストにカーボンが使われていることと、タイヤの性能の違いくらいでしょうか。勿論、ワイヤーなども廉価品が使われていますから、早目の交換は必要でしょう。ただ、新品の間はほとんど違いは分らないと思います。
ですから、私はクランクやブレーキの前に、走りを劇的に変える為にホイールとタイヤの交換を考えているのです。まずはホイールですが、最初はTCR COMPOSITE SEにも装着されている、軽量のA-CLASSのALX440SLを考えていたのですが、ロングライドを考えた時にHUB周りが不安で、100gほど重量はありますが、SHIMANOのWH-6700を考えるようになりました。最初はSHIMANOのWH-RS20-Aでもある程度の走りは期待できるかもしれません。昨年のTCRにはWH-RS10というホイールが装備されていたのですから・・・
これは今のAL-700XのホイールをSHIMANOのWH-T565へ交換した経験に基づいた判断です。WH-M565は2,109gと結構重たいホイールですが、SHIMANOのHUBが非常に良く出来ていて、重さを感じさせないくらいスムーズに回転してくれます。完組みホイールといえどもリム、スポーク、ハブの組み合わせでできている訳ですから、単に軽さだけを考えてはいけないと思っています。目立たないパーツですが、常にタイヤの回転を支えるHUBの善し悪しが走りを大きく変えることも知っておく必要があるでしょう。
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