10月8日体育の日。近くのショップのイベントで羊蹄山一周を走って来ました。
天候はこれまでのイベントの中でも最高の好天で、風も比較的穏やかで絶好のサイクリング日和。
羊蹄山(ようていざん)は、北海道後志地方南部にある、標高1,898mの成層火山。後方羊蹄山(しりべしやま)として、日本百名山に選定されており、周辺には京極の名水など、天然の湧き水の名所があります。
札幌からは総勢14名がマイクロバスで、集合地点の倶知安町体育館駐車場を目指しました。
高速を小樽で下り、毛無峠を越えて倶知安町へ。好天の休日ということもあり、毛無峠をロードで登っている兵たちに声援を送りながら、1時間半ほどで集合地点へ到着。既に自家用車で現地入りしていたメンバーも併せると総勢は20数名!!この膨れ上がった人数が後に災いの種になるのですが・・・
人数が多いことも考えてまったりペースでということでしたが、ニセコへ入る手前の下りでは既に40km/h越え・・・それでも羊蹄山を眺めるゆとりはありましたからよしとしましょう。
基本30km/h以下の巡航ではフロントアウターは使わないようにしているので、この日も下りでは少し離されてもフロントはインナーのまま。最近は坂トレが多く、リアの大きなギアの使用率が高くなっているので、スプロケットを長持ちさせるためにも、またチェーンにかかる負荷を減らすためにも、そして高いケイデンスを維持し続けるためにも、速度を求めないケースでは極力フロントインナーで走るようにしています。
羊蹄山を左手にみながら国道5号線を走り、ニセコ町の道の駅に到着。するとCANNONDALEのクロスバイクがズラリ!!これは何事・・?と思っていたら、香港からのツアー客がレンタルしたバイクだと分りました。ニセコを皮切りに留寿都、定山渓と回る香港では毎年3000名を越える応募者がいる人気のツアーだそうです。
中国製のバイクにわざわざ日本にまで来て乗らなければならない事情が中国にはあるのでしょう。尖閣諸島を巡るいざこざなどまるで嘘のような光景でした。ガイドを務める日本人は、春のエンジョイライドでもお世話になった方で、彼の話によると、ツアーの参加者はかなりの富裕層だそうですから、中国でもそれなりの教育を受けた富裕層の人々は、尖閣問題もある程度客観視できているのかもしれません。
ここで30分ほど時間調整の後、真狩村へ向かい出発。そこそこの登りもあり、先にスタートした香港のツアーメンバーをパスしながら、一路真狩村へ。クロスバイクで坂を登りきれないのか、バイクを降りて押しながら登っている中国人から「がんばって~♪」と声援を送られ、今、中国で起きていることは一体何なのと考えてしましました。
人数が多くなってしまった結果、お店の都合で昼食は午後の1時半からとなり、羊蹄山自然公園の湧き水の里で時間調整。ここは羊蹄山の湧き水を求めて来る人たちが駐車場を埋め尽くしていました。そこへ、香港からのツアーメンバーも合流したため、大賑わい!!
ランチタイムは真狩村の一ふじ。午後1時半から貸切でしたが、トンカツ屋さんで、テーブルに付いてオーダーしてから、私のトンカツ三昧が配膳されるまでに1時間待ち・・・既に食べ始めているメンバーを横目に、水で腹を満たす私・・・まぁ、このボリュームなら時間はかかるのは仕方が無いかぁ。私が注文したトンカツ三昧はロース・肩ロース・ばら肉のトンカツが何と1枚ずつ計3枚!!肩ロースのトンカツに至っては厚さはゆうに3cmはあるというボリューム。
しかしながら、時間は午後の2時半を回っており、残念ながらどれがロースで肩ロースなのかの区別もつかぬまま胃袋に押し込まざるを得ず・・・食べ終わると同時に再スタートとなってしまいました。
残り半周とはいえ、トンカツ三枚を押し込んだ胃袋は重く、とりあえずツキイチで・・・京極町のふきだし公園での小休止までは我慢我慢。ふきだし公園では既に午後4時を回り、陽も羊蹄山の向こうに沈みかけていました。ここからは1本道ということでフリー走行となり、再スタート直後はまるでレースの様相!!
結構なアップダウンのある道を飛ぶようにして行くメンバーを尻目に、じっと我慢。ただ、陽が陰り始めると流石に寒さが身に沁みるようになり、残り10kmを切ったあたりで、フロントをアウターへ。先行しながら登りで遅れるメンバーをひとりずつパスしながら倶知安市街へ。中切れを起こしたメンバー2名と合流し、息も絶え絶えに倶知安体育館へ戻ると、兵たちが平然とした顔で待っていました・・・
午後5時を回り、他のメンバーも合流し、バイクの積み込み。午後5時半に倶知安を出発し、帰札は午後7時となりました。このコースなら輪行でJR倶知安駅まで行き、2周回(一周50km強)して帰札も可能なので、お奨めコースです。1周回でも羊蹄山自然公園や京極のふきだし公園で湧き水を堪能しながらのポタリングもきっと楽しいはずです。
ニセコ町は結構標高の高いところが多いのですが、羊蹄山の外周はせいぜいが150mほどのアップダウンなので、クロスバイクでもMTBでも走れると思います。
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