伊藤整の故郷である忍路(おしょろ)まで行きたいと思って家を出たのですが、気温が10度を下回るこの季節は、筋肉も関節もガチガチで重たいギアを無理に踏もうとすると膝が痛み、ふくらはぎがつりそうになってしまいます。
ということでフロント・インナーで脚に負担をかけない走りに徹しました。今日は久々に銭函駅のコンビニで小休止。銭函の海では波しぶきが上がっていました。夏の海とは気配が一変。駅裏の激坂を最大心拍数174bpmでクリア。この位の短い登りならダンシングでも登れるようになりました。
張碓峠は向かい風でしたが、心拍数は160代で難なくクリア。峠は紅葉も散り始め、路肩が落ち葉で黄色く染まっていました。北国の冬はもうすぐそこまで来ているようです。
下は冬用ビブタイツ、上は長袖のレイヤーにジャージ、その上に暴風ベストと防寒ジャケット。ヘルメットの下にはスカルキャップで耳をガード。フルフィンガーのグローブと今出来得る限りの防寒対策で臨んだのですが、下り始めるとやっぱり寒い!!
こんな日は温かいラーメンでランチと思い、らーめん初代へ行ったのですが、正午を回っていたため、店の前には行列が・・・外で並んで待つ気になれず、入船2丁目の夢二亭を目指しました。
夢二亭は大正ロマン漂うレストラン。北前船の船主の別邸をそのままのレストランになっています。夜は、ライトアップされロマンチックな雰囲気に変身するそうです。店内では、こだわりのステーキやハンバーグがリーズナブルな価格で味わえます。ランチは、850円からで地元の人気店としても有名だそうです。
確かに北前船の船主の別邸だけあって洋間の他にも広い和室もあり、かなりの大人数でも、とりあえず外で待たされることだけはなさそうです。店内には喫煙所もあり、AUならWI-HIも利用できるとのことでした。大正期のカフェを再現した店内はなかなかのものです。
夢二亭でハンバーグランチを食べ、お店を出たのが午後1時。これから小樽環状線で忍路へ向かうと帰宅は確実に午後4時を回ってしまいます。最近は陽が翳ると急激に気温が下がるので、忍路は来年の楽しみにとっておくことにしました。
忍路には国内最大級の環状列石があり、縄文時代後期約3500年前のものだといわれています。また、私の敬愛する文学者伊藤整の生まれ故郷でもあります。彼の初詩集『雪明りの路』の序文に「此の詩集の大部分を色づけているのは北海道の自然である。北海道の雪と緑とである、私の故郷は小樽市の西二里、高島と忍路との間の塩谷村である。私はそこに幼くから育ち小樽の学校へ通った」という記載があります。
忍路は来年のお楽しみということにして、小樽旧市街を散策することに。国道5号線を小樽駅に向かう途中で右折するとサンモールというアーケード街があります。その中に赤レンガ街という屋台村がありました。それにしても1/3以上がシャッターを下ろしたアーケード街は寂しいですね。
旧三井銀行跡などを眺めながら、小樽運河の観光案内所へ。午後1時過ぎの気温が10.3度でした。運河やふれあいの泉の写真を撮り帰路へ。ここまで気温が下がるとトイレが近くなって困ります。500mlのボトルの中身が2/3は残っているというのに・・・木曜日頃には初雪の予報もあり、いつまでロードに乗れるかは分りませんが、今年は乗れる限りは乗り続けたいと考えています。
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