とにかく雪が多かった札幌もようやく本格的な雪解けが始まったようです。先週まで29erで路面状況を確認しながら、恐る恐る走っていたのですが、今週から思い切ってロードバイクに乗り始めました。外でロードバイクに乗るのはおよそ4ヶ月振りのことです。
久々にロードバイクに乗って感じたことは、風の音が違うことでした。季節柄、強い北風が吹いていることを差し引いてもゴーゴーという爆音に驚かされました。勿論、MTBとでは速度域が違うので風きり音が大きくなっても何の不思議もないのですが・・・これまでもこんな爆音の中を走っていたのだろうかとふと考えてしまいました。
そこで、速度域を色々と変えながら走ってみると、速度域が上がっていることに改めて気が付きました。27~28km/hと30km/h越えでは明らかに風の音が違うのです。そういえば、昨年まではこんな強風の中を30km/hを越える速度では走っていなかったような気がするのです。向かい風区間に入ると、速度は黙っていても25km/hほどに落ち、風の音を意識することもなくなりました。
バイクの構造上、ロードバイクはMTBやクロスバイクなどと比べると風の影響を受けずらいのですが、流石に風速が8mにもなると相当にペダリングがキツクなります。スピードを競う訳ではありませんから、強い風の中では無理に抗おうとはせず、素直にギアを落とすことです。ここでもがいてしまうと、終盤脚におつりがなくなってしまいますから。
また、ここに来て急に風の冷たさをあまり感じなくなりました。同じ北風でも、冬季間のそれとは質が違うのです。ピリピリと肌を刺すような感じがありません。それなりに寒く、汗もほとんどかかないのですが、肌に触れる風は確実に春のもののようです。ただ、木々は冬枯れのままですし、土の部分の大半は雪の下なので、春の香を感じることはまだできません。それでも、こうして風を切って大地の中を走ることの喜びはなにものにも替えがたいものがあります。
2日間で100km少々しか走れませんでしたが、例年より1週間は早いロードデビューとなりました。これからは少しずつ距離を延ばし、5月に入ったら坂トレを始めたいと考えています。登りはともかく、下りに凍結箇所でもあれば大事なので、峠に関しては様子を見ながらということになりそうです。
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