札幌は例年にない大雪の影響で冬季間は29erでもまともに走れない状況でしたが、ここに来て大分雪解けも進み、路面はウェットなところも少なくありませんが幹線道路はほぼ2車線で走行可能な状況になりました。
寒さはともかく、車道走行が可能になれば、この冬の鬱憤を晴らすべく、先週から29erであちこち走り回っているところです。先週の初めには石狩方面を、今週は小樽市銭函まで脚を延ばして来ました。その間にcannondaleのF29の試乗をする機会にも恵まれ、舗装路面でのMTBライフを満喫しているところです。
タイヤも太く車体も重いMTBですが、この時期の強い追い風の中ならある程度の高速巡航も可能です。このあたりは29erの本領発揮といったところでしょう。完全な追い風区間なら42T×11Tというアウタートップでグイグイと踏めちゃいます。ロードバイクより追い風の恩恵を強く感じるほどなのです。
この1週間で30kmほどの距離を2度、50km越えを1度、20kmほどの試乗を1度とMTBのCXでも走らないほどの距離を走りましたが、よほどの向かい風区間でないかぎり辛いと感じることはありませんでした。余程冬場の鬱憤が溜まっていたのでしょうか・・・
この時期の北海道は舗装路面がすっかり現れるようになってからも、舗装路面がかなり傷んでいたり、路肩にゴミや砂が山積していたりと、ロードで走るのにはスリップやパンクなどのリスクがかなり高くなります。その点、MTBならかなり荒れた路面でも平気なので、気楽に走ることができます。
例年はロードで走るにはちょっと物足りない距離ですが、29erならほどよい負荷があってロード用のトレーニングにもなるような気がしています。また、こうしてあちこち走りながら、路面状態をチェックしておけば、ロードへの切り替え時期も見極めることができると思っていますので、まさに一石二鳥。
Talon29erにして2シーズン目ですが、ほとんどがスパイクタイヤを履いての雪道走行でしたので、ここまで高速で走ることがありませんでした。勿論、29erとはいえMTBですから、高速走行に向いている訳ではありませんが、4ヶ月間も雪上をフロントインナーでトロトロと走ることに比べれば、こうして思いっきり風を切って走ることが出きるのは実に気持の良いものです。
ここでcannondaleのF29 1の試乗のインプレをTalonとの比較で書いてみようと思います。一昨年までFlashと呼ばれていたハードテイルのMTBですが、アルミフレームなのにカーボン並みの軽さには驚かされました。LEFTYと呼ばれる片側フォークにフロントギアが2枚であることを割り引いても10.9kgという重量は破格です。MTBは重たいものというイメージが強いのですが、cannondaleはこのイメージを完璧に覆してしまいました。登りはさぞ楽なのだろうなと思いつつ1時間半ほどの試乗を終えました。
ハードテイルなので荒れた路面での振動はそれなりに感じましたが、Talonのように跳ねる感じはありませんでした。フロントは2枚でアウターが38Tなので、下りでギアが足りなくなることがありました。また、29erの割りにコンパクトな設計で身長170cmの私でもMサイズでピッタリという感じでした。ただ、ハンドルバーが長目なので向かい風区間では走りがかなりキツクなります。ただ、山道などを走るには丁度いい長さなのかもしれません。
こうしてある程度の高速走行をしてみると、改めて29erのメリットを感じることができます。ロードに乗り始めると、近場の移動にもロードばかり利用するようになるのですが、今年はもう少しMTBにも乗ってみようかなと思っているところです。
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