PC-8801のメンテナンスもほぼ完了したので、いよいよX68000XVIのコンデンサ
交換を実施してみる事にしました。
現在問題なく動作しているマシンですので作業リスクは非常に大きいのですが、そ
のうちに故障するのは間違いないので、コンデンサ交換に慣れつつある今、思い切
って実施してみる事にします。
教本はこれ、前にも書きましたがこの本はほんとに有難い。貴重な一冊です。
著者の岩崎氏に感謝。
XVIは分解からして気を使います。非常に面倒です。ただ私は過去にクロックアップ
改造等を実施し、何度も開けてますので少し慣れております。ただ、分解時に爪がち
ょっと欠けたりと少々破損はしてます。
ばらしてみました。大きく分けて5つに分けられます。
1、メインボード(電解コンデンサ4個)
2、コントロール基盤(マシン下部、電解コンデンサ36個)
3、アナログ基盤(電解コンデンサ8個)
4、内蔵拡張メモリ
5、拡張スロット(電解コンデンサ4個(低頭型)
このうち4の内蔵拡張メモリは同人ハードで入手して日が浅く、拡張スロットは低頭型が
必要なため今回のメンテナンスからは外します。ほかに純正MIDIボード、Neptune-Evolution
(スロット拡張メモリを兼ねる)は今回のメンテナンスからは外します。
それにしても膨大な電解コンデンサの数です。
実際、この作業に掛かる為、必要なコンデンサを購入したのですが、なかなか規格が合わなく
て大変苦労しました。
まずはアナログ基盤。ここは8個、基盤サイズが小さいので、なんとか完了。
次にメインボード、ここは4個ですので、そこまで難しくはありませんが、背の高いコンデンサ
を使うとシールド板に干渉するので注意が必要です。
問題はこのコントロール基盤。電解コンデンサは36個もあり、作業に非常に骨が折れます。
粛々と一個づつ取り付けるコンデンサ、極性を間違えないよう取り替えて行きます。
取り換えの途中に気づいたのですが、コントロール基盤のマウス取付コネクタの後ろのICに16V
47μFのコンデンサが取り付けられています。これはマニュアル等の情報にも無い物なのですが、
ついでに取り替えておきます。(ICと抵抗の足がこれでジャンパされていました。)
大変な時間と労力を要しましたが、なんとか交換完了。早速組み上げて試験です。
残念というか、いつもの事というか、トラブル発生。まずは電源に接続しただけで電源がが入り
ます。電源も前面スイッチでOFFされず、少し慌てましたが電源を外して電源を落とし、
接続を確認してみます。スピーカーの配線を付けていなかったので接続。これが原因かどうかは
わかりませんがなんとか起動しました。
ところが、画面表示が変。画面いっぱいが化けて、まともに表示されません。S-RAMクリア等
実施しましたが変化なし。お手上げです。作業は大失敗か?。嫌な気分になります。
試しに起動FDを入れてBOOTすると、なんか読み込んでいます。音も出ました。ゲームソフトに
替えてみたところ、一部の画面は表示されています。これはどうしたことか?悩みは尽きません。
さすがにこの日は疲れたので作業中止。対応策を考えます。
それから3日ほど経過。最悪の事態を考慮して別の場所で運用していたXVIコンパクトを準備。
もう一回ばらしてコンデンサのハンダ接続を再確認します。
アナログ基盤、メインボード、コントロール基盤共付け替えたコンデンサは間違いなく、きちんと
取り付けられています。
この状態から不良コンデンサを割り出すのは至難の業。もう一回全部替えてみるかという考えが
頭の一部をよぎります。
ふと、ここで、画面表示だけおかしいのなら、VRAMあたりはどうなの?とメインボードをひっ
くり返して確認したところ。
あー!ハンダ垂れがVRAMの所に落ちてます。まさに不測の事態。コンデンサ交換時にハンダこて
の先端から垂れた模様。こんなトラブルとは。
自動吸い取り機にてハンダ除去。ハンダ盛りを実施。どっと疲れが出ました。
組み上げて動作確認。問題なく起動。コンデンサ交換作業は無事完了してました。
元のように環境を整えます。以前はビニルテープで固定していた変換番長もしっかり固定します。
(少しだけですが)
しばらく運用してみます。とりあえず動作しているのですが、24Mhzでしばらく使っていると
前も出ていたエラーが発生。16Mhzに切り替えると治るので何らかの理由(熱暴走か?)で
支障が出ている模様。16Mhz(これが当たり前のクロック)での運用は問題ないのであまり
支障は無いのですが、24Mhzの場合前よりエラーが出る頻度が多くなった気がします。これは
しばらく運用しながら考える事にします。
交換を実施してみる事にしました。
現在問題なく動作しているマシンですので作業リスクは非常に大きいのですが、そ
のうちに故障するのは間違いないので、コンデンサ交換に慣れつつある今、思い切
って実施してみる事にします。
教本はこれ、前にも書きましたがこの本はほんとに有難い。貴重な一冊です。
著者の岩崎氏に感謝。
XVIは分解からして気を使います。非常に面倒です。ただ私は過去にクロックアップ
改造等を実施し、何度も開けてますので少し慣れております。ただ、分解時に爪がち
ょっと欠けたりと少々破損はしてます。
ばらしてみました。大きく分けて5つに分けられます。
1、メインボード(電解コンデンサ4個)
2、コントロール基盤(マシン下部、電解コンデンサ36個)
3、アナログ基盤(電解コンデンサ8個)
4、内蔵拡張メモリ
5、拡張スロット(電解コンデンサ4個(低頭型)
このうち4の内蔵拡張メモリは同人ハードで入手して日が浅く、拡張スロットは低頭型が
必要なため今回のメンテナンスからは外します。ほかに純正MIDIボード、Neptune-Evolution
(スロット拡張メモリを兼ねる)は今回のメンテナンスからは外します。
それにしても膨大な電解コンデンサの数です。
実際、この作業に掛かる為、必要なコンデンサを購入したのですが、なかなか規格が合わなく
て大変苦労しました。
まずはアナログ基盤。ここは8個、基盤サイズが小さいので、なんとか完了。
次にメインボード、ここは4個ですので、そこまで難しくはありませんが、背の高いコンデンサ
を使うとシールド板に干渉するので注意が必要です。
問題はこのコントロール基盤。電解コンデンサは36個もあり、作業に非常に骨が折れます。
粛々と一個づつ取り付けるコンデンサ、極性を間違えないよう取り替えて行きます。
取り換えの途中に気づいたのですが、コントロール基盤のマウス取付コネクタの後ろのICに16V
47μFのコンデンサが取り付けられています。これはマニュアル等の情報にも無い物なのですが、
ついでに取り替えておきます。(ICと抵抗の足がこれでジャンパされていました。)
大変な時間と労力を要しましたが、なんとか交換完了。早速組み上げて試験です。
残念というか、いつもの事というか、トラブル発生。まずは電源に接続しただけで電源がが入り
ます。電源も前面スイッチでOFFされず、少し慌てましたが電源を外して電源を落とし、
接続を確認してみます。スピーカーの配線を付けていなかったので接続。これが原因かどうかは
わかりませんがなんとか起動しました。
ところが、画面表示が変。画面いっぱいが化けて、まともに表示されません。S-RAMクリア等
実施しましたが変化なし。お手上げです。作業は大失敗か?。嫌な気分になります。
試しに起動FDを入れてBOOTすると、なんか読み込んでいます。音も出ました。ゲームソフトに
替えてみたところ、一部の画面は表示されています。これはどうしたことか?悩みは尽きません。
さすがにこの日は疲れたので作業中止。対応策を考えます。
それから3日ほど経過。最悪の事態を考慮して別の場所で運用していたXVIコンパクトを準備。
もう一回ばらしてコンデンサのハンダ接続を再確認します。
アナログ基盤、メインボード、コントロール基盤共付け替えたコンデンサは間違いなく、きちんと
取り付けられています。
この状態から不良コンデンサを割り出すのは至難の業。もう一回全部替えてみるかという考えが
頭の一部をよぎります。
ふと、ここで、画面表示だけおかしいのなら、VRAMあたりはどうなの?とメインボードをひっ
くり返して確認したところ。
あー!ハンダ垂れがVRAMの所に落ちてます。まさに不測の事態。コンデンサ交換時にハンダこて
の先端から垂れた模様。こんなトラブルとは。
自動吸い取り機にてハンダ除去。ハンダ盛りを実施。どっと疲れが出ました。
組み上げて動作確認。問題なく起動。コンデンサ交換作業は無事完了してました。
元のように環境を整えます。以前はビニルテープで固定していた変換番長もしっかり固定します。
(少しだけですが)
しばらく運用してみます。とりあえず動作しているのですが、24Mhzでしばらく使っていると
前も出ていたエラーが発生。16Mhzに切り替えると治るので何らかの理由(熱暴走か?)で
支障が出ている模様。16Mhz(これが当たり前のクロック)での運用は問題ないのであまり
支障は無いのですが、24Mhzの場合前よりエラーが出る頻度が多くなった気がします。これは
しばらく運用しながら考える事にします。