dai の weblog 趣味日記

私のアキバ系趣味日記
(引っ越して来ました)

D-STARが使いやすいように、DMONITORの環境を導入してみる。

2023年06月29日 | デジタル・インターネット
Wires-Xを利用した無線機の運用がようやく少し解るようになり、ワッチしたり、たまに交信したり
して、アマチュア無線を楽しむ事ができる様になりました。
で、今度はD-STARです。最初の無線機(ID-52)の購入動機がD-STARでの運用も目的の一つだった
のですが、運用方法が見えない(なかなか聞こえない)ので、やはりWires-Xの方がわかりやすく感
じます。
D-STARはJARLによって定めれれたデジタル通信の規格で各地に開設されたレピータ(中継局のよう
なイメージ)同志をインターネット回線で接続し、全国各地、遠方との交信を成し遂げてしまおうと
いうもの。自分は最寄りのレピータと通信し相手方は相手方最寄りのレピータと通信し、互いに交信
することが出来ます。
ところが、D-STARは相手側のレピータの通信が聞けません。全国と交信出来る環境はあれど、交信
時間場所をあらかじめ決めておくか、突然知らないところにCQを出すしかありません。Wires-XのA
LL JA CQ ROOMの様なものが無いので、初心者にとっては非常に敷居が高く、使いづらいです。
で、なんか運用に工夫できないものかと色々と模索していた所、DMONITORなるものの存在を確認
しました。
DMONITORはインターネット回線を用いて各レピータの状況を確認するためのソフトウェア。レピ
ータの交信もワッチすることが可能です。元々レピータ局とのメンテナンス用に開発されたそうです。



DMONITORはラズベリーパイ(英ラズベリー財団が開発した教育、実験用のシングルボードコンピュ
ータ)上で動作します。私は最初DMONITORの存在を確認した時、ラズパイだから別の外付けハード
が必要なものと勘違いしていました。よくよく調べてみるとラズパイOSでそのまま動くようです。
都合の良いことに私はちょっと前にラズパイ400を入手してOSをインストールしたものを所有して
いました。これはやってみる価値は十分にあるでしょう。(ただ、現在現行機種のラズパイ4はかな
りの品不足です。値段も高くなってます。私は日本橋に行ったときキーボード一体化の400をようや
く入手できましたが、早い事解消して欲しいものです。)

  

OSのインストール、ネット環境は出来上がっていますので、コマンドプロンプトより、
curl http://app.d-star.info/debian/bullseye/dmonitor_setup | bash
を入力するとインストールが実行されます。
何の問題もなく終了。終了後
surf http://localhost/
で起動します。

 

起動後、コールサインを入力。私の無線機はID-52ですのでGPS自動送信の欄を 抑止しない に変更しま
す。(支障がある模様です。)入力完了後、登録ボタンを押すと再起動し、自動的にDMONITORが起動
します。

  

無事起動しました。ID-52をターミナルモードに設定し、USBケーブルでラズパイに接続します。
画面にはレピータ一覧が表示されています。赤文字のレピータが使用中の模様ですので試しに接続してみ
ます。交信が聞こえて来ました。成功です。

 

切断するには接続解除ボタンを押します。この時少し疑問が。自分の画面やリグには自分のコールサインが
表示されますが、相手方にはどう見えているのかという事。接続の度いちいち相手のリグの画面に私のコー
ルサインが表示されるようだと非常に迷惑ですよね。少し気になります。もう少し運用してみます。
なんにせよ無事DMONITORの環境は整いました。D-STARでも遊んでみます。
あと、余談ですが私がID-52を持ち歩くときにはこのBluetoothヘッドセットを使っています。運用時間や
音質は後回しです。小さくて便利で安い。





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WIRES-Xポータブルデジタルノード設定してみる

2023年06月08日 | デジタル・インターネット
WIRES-Xを利用した交信方法は少しだけわかってきました。
それにしても1社単独の機能とはいえ、デジタルとアナログの相互交信(完璧ではありませんが)
を成し遂げてしまおうというこのC4FMという技術はすごい。まだまだ遊びがいがありそうです。



さて、WIRES-Xノード局のIDは取得済、ケーブルも購入、ノード局に接続しての交信も出来たの
でいよいよPDN(ポータブルデジタルノード局)の設定をしてみます。
このWIRES-Xというシステムは私が認識しているのは接続キット(HRI-200)を使い、デジタル
ノード局というインターネットに接続できる局を構築し、通信を行おうというものです。
ここで、PDNはHRI-200を使用せず、直接PC経由でネットにつないでしまうシステム。早速やっ
てみます。
まずはWIRES-XのHPからソフトウェアをダウンロード、HRI-200、PDN共にソフトウェアは共通
の模様です。
先日WIRES-Xを使った交信はしていますのでケーブル等はPCにつながっています。早速インスト
ールします。
インストール自体は問題なく終了。起動するとシリアルポートの指定画面、ノードID 、ルームID
の入力を求められるので通知されたIDを入力。
入力すると設定画面が出ます。申請時の情報が表示されます。情報を色々入力後OKボタンを押し
てようやくメイン画面です。(尚、私の部屋ではGPS受信出来ないので、手入力です)接続され
ている、ノード、ルームがひょうじされます。ここでDxボタンを長押しして接続する事がわか
らず、少し時間を食いましたがなんとか接続。ALL JA CQ ROOMに無事接続されました。



問題はこの後発生。2-3回接続するとWIRES-Xのソフト自体が動かなくなります。起動しても
ノード、ルームが表示されないままそのままソフトが落ちてしまいます。
ソフトに問題があるのか?バージョンの問題かと色々調べてみましたが特に気になる部分はなし、
Windows再起動しましたが駄目でした。
その日はそこで諦め、また翌日に起動してみましたが駄目です。仕方がないのでソフトを再インス
トールしてみました。
あれ?、無事起動します。接続もOK。なあんだ、ソフトの不具合が起こっていたのかと安心したの
もつかの間、3回目くらいの起動でソフトが落ちます。まったく謎です。
それから2-3日ああでもないこうでもないといろいろやってみましたが駄目なので同じような事
象が起こっていないか調べてみましたが、ソフトが落ちる件につては同様の事例がありませんでし
た。ただ、不具合が起こることはあるようです。アナログ音声の入出力での事象です。
私の環境ではアナログ音声をMIXさせていません。(デジタルのみで良いと思っていたので)まさ
かねぇと思いながらSCU-58(接続ケーブルキット)に含まれているアナログ音声ケーブル(マイク
、スピーカー)を繋いでみます。



結果、あっさり起動。操作、接続も問題なく動作するようになりました。まあ、不具合がクリアさ
れる時はこんなものでしょう。やっとPDN接続で遊べます。
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アマチュア無線始めてみました(その4)

2023年06月05日 | デジタル・インターネット
機材も一通り揃いましたので、今度はWIRES-Xの接続を試してみたいと思います。
まずはIDの取得。八重洲無線のHPより申請。ノード局を立ち上げる訳ではなく、
既存のノード局と通信し、ネット環境から遠方の局と交信するのが目的でしたが、
実際これだけならID取得は必要ない模様です。まあ、これでもポータブルデジタル
ノード局というPCと無線機をつないでネットに直接アクセスが出来るので、これ
はこれで非常に面白いと思います。ID取得に関しては中古無線機ということもあり、
少し時間が掛かりましたが、なんとか取得完了です。
前述のとおり、WIRES-Xの運用にID取得が必要と勘違いしていたおかげでだいぶ
遠回りしました。(D-STARは必要。後述します。)ソフトそのものが何をするの
かわからないのであーでもない、こーでもないとかなり苦戦しました。



結局私のリグ(FTM-100D)では
1,ファームウェアのアップデート等の環境設定を済ませておく。
2,近くのノード局を探して、その周波数に合わせる。
3,Dxボタンを長押し。
4,接続されるとXの表記に変わる。
5,通信する
で交信できる事を確認。接続試験中に自分の局に呼び出しがあったのはびっくり
しました。あわてて初交信。接続するとノード局からは見えるんですね。(当た
り前といえば当たり前。)



この接続したノード局がWiRES ALL JA CQ ROOMというROOMに繋がっており、
色々と交信が聞こえてきます。ようやく面白くなってきました。しばらくは良く
聞いて研究してみたいと思います。



さて、D-STARですが、これはICOM製のデジタル対応無線機しか使えません。
(逆にWIRES-Xは八重洲無線のデジタル対応無線機のみ)D-STARは使用に際し
IDの取得が必要。(これはおどろくほどすぐ終わります。)ID取得後自分の無線
機(私の場合はID-52)に局名登録し、DXボタンを長押しし、D-STARモードに
したらFROM側の接続を最寄りのレピータに設定し、TO側を呼び出したい場所の
レピータに設定し、呼び出しを行います。
尚、初心者にはD-STARの方がやり方が簡単だと思いました。
ただ、D-STARはあまり聞こえてきません。特に私のような地方都市ではまだまだ
ユーザーが少ないのかもしれません。このせいで少しわかって来る迄時間を要し
ました。D-STARももっといろいろ聞こえてくれば良いのですけれど。これは私
の使い方がまだまだなのかもしれません。もうしばらくどちらのデジタルモード
も遊んでみようかと思います。

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