先日久しぶりにtownsを動かしてみようかと思い、維持管理用(?)のtown
s-UXを起動してみたところ、トレイが開かない!。しかも大事なプリルラの
ゲームCDが入ったままです。重い、場所を取る、UXが無くても実機は別に
あると言う事で、UXを破壊して、CDを取り出すことになりました。大事な大
事なプリルラのCDですから。
で、しばらくほったらかしになっていたFMV-townsです。(型番、仕様共に不
明。CPU Pentium120) これを復活させてみることにしました。でも、問題が
色々とあります。
まず1つ目。Towns-OSの問題。
このマシンをTownsとして最低限動かすにはTowns-OS V2.1 L51(最終版)
が必要となるが、私が所有しているのはV2.1 L20なのでまともに動作しない。
→今回何とかOSの入手に成功。なんとか動かせるようになりました。
次に2つ目。HDDの問題。このV-Townsは1.2ギガ(IDE)のHDDを搭載し
ていますが通常のやりかたではこのIDE-HDDはTowns-OS用として使用
できない。→SCSIのHDDだと問題なくTowns-OSで使用できるようで、SC
SIインターフェースカード(家のジャンク箱に眠っていたIO-DATA SC-UPCI)
とSCSIHDDを入れて(内蔵スパースもあるし、電源ケーブルの空きもあるの
で、内蔵は非常に簡単でした。無事OSはインストールされ、動作OK。
ところが何度か起動しているうちにSCSIHDDを認識しなくなり、SCSIカード
を移動してみたらOK。これは何故だか良く分からない。まあ、動いているか
ら良しとしましょう。
そして3つ目。モニタの問題ですがこれはV-Townsは普通のDOS/V機な
ので問題なし。現在使用中のモニタに繋ぐだけです。
次に、メモリは72ピンのEDOメモリが使えるようなのでジャンク箱から探し出
して装着。最大容量の64MB。今となっては少ないメモリですが、Townsと
しては必要充分以上のメモリです。
キーボード、マウスはPS/2が使えます。このマシン、糊で2台のマシンを貼
り合せただけでなく、現在でも比較的入手しやすいパーツが共用できるのは良
いですね。
とりあえずTownsとしては普通に動作出来る環境がお手軽に完成しました。
もうひとつここで引っかかっていたのですがこのままではTownsモードで音が
鳴らせない。ケーブルの資料をネットで検索し、とりあえず片方だけは鳴るケー
ブルを作成しました。(後日談ですが今はちゃんとしたケーブル入手しました。)
これでTownsモードは完璧と思いきや、問題発生。FM-Townsのゲームソ
フトを何本か遊んでみたんですが、手前に繋いだジョイパッド(サウンドブラス
ターインターフェイス)のボタン動作が変。連射ボタンしか反応しなかったり、
Cボタンが動かなかったりします。どうやら前面インターフェイスから変換ケー
ブルを介してTownsパッドを繋ぐ仕様の様です。そのうちケーブルを作成し
てみるか。
余談ですがAT互換機モードももったいないのでOSを入れてみることにしま
した。
最初入れようとしたWindows95(OSR2)は上手く行かず結局Windows98。
それでもネットワークドライバが上手く行かず、スロットに別のネットワークカ
ードを挿して対応。
ビデオキャプチャカードについてはソフト、ドライバが見つからずそのままで
す。まあ、これはおまけで入れたので特に問題ないか。
このFMV-Townsという機械。いまとなっては普通に使うには全く使えません
が、私の様な昔のソフトを維持管理したい方には良いかと思います。但し昔
の資産をお持ちの方限定ですが。