傑作です。もし未見の方がおられましたら、必ず観てほしい作品だと思い
ます。
DVD、LD、VHSと持っていますが、今回はLDで全話鑑賞。(VHSはレン
タル落ちを思わずジャケ買いしてしまいました。それだけの価値あり。)
監督はいわずと知れた富野喜幸氏。それまでのロボットものにはない新機
軸を打ちたて、、あらゆる意味でリアルに生々しく仕上がっています。
敵を撃退しても感謝すらされず、逆に中傷される主人公たち、戦いの中で
次々と命を落としていく主人公の家族たち。いろんな意味で問題作といえます。
そして、この作品ではどうしても人間爆弾のことについて触れざるを得ません。
時限爆弾を埋め込んだ人間を人混みのなかに紛れさせる事により、簡単に大
量殺戮を行うとういう敵の作戦の下、次々と命を落としていく人々、しかもその
中には主人公と非常に身近な人々も多数居ます。
それは、非常に残酷でリアル過ぎ、TVアニメでこんな描写が出来るという事
初めて認識させられました。
惜しむらくは、当時の作画レベルが今一歩なこと。それでも永遠の傑作であ
ることは間違いありません。