台風19号で被害に遭われました皆様、心よりお見舞い申しあげます。
田舎おやじ地方も11日深夜から雨が降り続き、今朝から強い風が続いています。畑一面、水に浸かっており、ゴーという音に横殴りの雨が激しく降って、木々が大きく揺れています。吹き返しの風が更に強くなっています。
暴風域も広く、もう15時間以上も続く暴風に、夜を迎え不安な状況が続いています。台風の中心は過ぎても、油断は出来ません。
お伊勢さん近くの五十鈴川は氾濫危険水位を越えたとの事、伊勢・鳥羽・志摩地方では浸水被害がでています。
予想進路にあたる関東地方の皆さんも、どうぞ厳重な警戒をお願いします。被害に遭われませんようお祈りします。
楽しみにしていた余市です。マッサンとリタ夫人のウイスキー作りにかけた情熱に触れてみたいと、ニッカウヰスキー蒸留所を訪れました。
旭川鷹栖ICから道央道、札樽道、後志自動車道を通って余市ICから向いました。広い北海道、意外と高速道路は狭い感じです。午後1時頃岩見沢市を通過、さすが北海道、広い田園風景が広がっています。気持ち良いドライブが楽しめました。
やって来ました!マッサン、余市ニッカウヰスキー蒸留所、でも、余り時間がありません。駆け足でまわってみました。
トップの写真はよく見る画像です。観光パンプレットでも見かけます。乾燥塔、キルン塔と言うのですね。国の登録有形文化財に認定されています。三角屋根のパゴタ屋根が特徴的です。内部は大きなかまど、ビートで大麦を燻しながら乾燥させ発芽を止めてモルトが作られ、ウイスキーにビート香をつける大切な所です。
赤い屋根の醗酵塔に糖化塔も見えます。
蒸留塔にあるポットスチル単式蒸留器です。圧巻はロングモーン蒸溜所で学んだ石炭直火蒸留、まっさんの熱い想いが伝わります。適切な火力を保ちながら、石炭をくべるには、熟練の職人の技が必要になるため、今では希少で伝統的な蒸留法だそうです。
広い敷地の余市蒸留所、1934年に創業者・竹鶴政孝によって設立されたニッカウヰスキーの聖地、竹鶴の夢と情熱を受け継ぎ余市モルトが作られています。歴史を刻む建造物と厳しくも豊かな大自然、まさに、ウイスキー作りの理想郷なのですね。
予約制ですが、所要時間約90分、製造工程の見学や試飲等がある蒸溜所ガイドツアー(Tel:0315-23-3131)、無料でツアーが楽しめるとの事です。
敷地の中に「リタハウス」があります。リタ夫人に因んでつけられた、青緑色の切妻屋根と白い窓枠、石を組み合わせた壁など美しい外観の洋館は絶好の撮影スポットです。
旧竹鶴邸です。マッサンがリタ夫人と使用していた余市町の郊外、山田町の住居を平成14年12月に工場内に移築復元したそうです。和洋折衷の造り、ナナカマドが綺麗でした。リタ夫人が花の手入れを楽しんだ庭園が再現され、当時の生活を偲ぶ事ができます。
若い頃、ウィスキーと言えば髭のブラックニッカ、一度見たかったニッカウヰスキーのルーツ、余市。ビールはサッポロ、ウィスキーはニッカ、田舎おやじには特別なもの、これからもしばらくお世話になりそうです。
北海道ニッカウヰスキー余市蒸溜所
住所:北海道余市郡余市町黒川町7-6
交通:函館本線余市駅から徒歩約5分
札樽自動車道札幌中心部より約1時間
入場無料・見学時間9時から午後5時まで