上の写真の第四行目から(通算第十八ページ)
解読
津浪有之ト承り居候其内空ニ風雲三日も立
不申候得者地震有之ト心得被置先ハ地震咄
如此
読み方
津浪これ有りと承り居り候。其の内空に風雲三日も立
申さず候らえば、地震これ有りと心得置かれ、先ずは地震咄(じしんばなし)
此の如し。
解説
「空」・・・難しい崩しです。 「風雲」・・・風はともかく、「雲」は読みにくい崩し字です。文章の流れから判読するケースです。 「候得者」・・・候らえば。空に、風・雲、三日も立たなければ、地震が起こると注意が必要です。取り敢えず地震の話しはこの様なところです。