古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四章 極月改書・その三十六

2011年07月15日 10時44分34秒 | 古文書の初歩

 

 

 

上の写真の第四行目から(通算第十八ページ)

解読

 津浪有之ト承り居候其内空ニ風雲三日も立

 不申候得地震有之ト心得被置先ハ地震咄

 如此

読み方

 津浪これ有りと承り居り候。其の内空に風雲三日も立

 申さず候らえば、地震これ有りと心得置かれ、先ずは地震咄(じしんばなし)

 此の如し。

解説

 「空」・・・難しい崩しです。  「風雲」・・・風はともかく、「雲」は読みにくい崩し字です。文章の流れから判読するケースです。  「候得」・・・候らえば。空に、風・雲、三日も立たなければ、地震が起こると注意が必要です。取り敢えず地震の話しはこの様なところです。