古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五章 浦證文・その三

2011年07月21日 13時54分20秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

浦證文第二ページ、上の写真の始めから

解読

 (江戸)廻り運賃積受之去正月二日積所出帆ニ而

 乗下り同三日当郡江田浦へ入津同六日同所

 出帆同日橋杭湊江入津出日和無之滞舩

読み方

 (江戸)廻り、運賃積み受け、去る正月二日積み所出帆にて

 乗り下り、同三日、当郡江田浦へ入津(にゅうしん)、同六日同所

 出帆、同日橋杭湊へ入津。出日和これ無く滞船。

解説 「積受之」・・・「つみうけ」。この場合最後の「之」は読まなくてもよい。 「乗下り」・・・天皇の居る京都は上方で、従って江戸方面行きはすべて下り。 「入津」・・・にゅうしん。津は港。入港。 「出日和」・・・出港に適当な天気・風模様。