上の写真の古文書のはじめから(通算第五ページ)
解読
相見江不申弥助命も難相成一同神仏而巳
相祈罷在候處風波少々相和らき候付
夜中之儀方角相分り兼候得共破帆取(繕ひ)
読み方
(地山一円)相見え申さず、いよいよ助命も相成り難く、一同神仏のみ
相祈り罷り在り候処、風波少々相和(やわ)らぎ候に付き
夜中の儀、方角相分かり兼ね候らえども、破帆取り(繕い)
解説 「弥」・・・いよいよ。 「難相成」・・・下から返って「相成り難く。 「而巳」・・・「のみ」と読む。 「罷在」・・・まかりあり。丁寧語。「神仏にのみ、祈って居りましたところ。 「和らき」・・・やわらぎ。 「夜中之儀」・・・夜中の事とて。 「方角」・・・方面に見えるが、方角。