古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚控え、其の五十四

2014年02月15日 00時47分39秒 | 古文書の初歩

乍恐奉申上返答口上覚控え第九ページ第8~9行目

解読

先祖之代与り所持仕来り無故障支配仕候

處此節有田上村より彼是申出相縺候二付而ハ

 読み

先祖の代より所持仕来り故障無く支配仕り候

處、此の節有田上村より彼是申出、相縺れ候二付いては

解説

「与り」・・・より。 「仕来り」・・・つかまつり来たり。 「無故障」・・・故障無く。 「支配仕候處」・・・支配つかまつり候処。

「此節」・・・此の節。このたび。 「申出」・・・「出」が難解です。 次は「相縺れ候については」。