古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十一章 乍恐御断書付 (有田文書)其の十七

2015年06月03日 08時07分55秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐御断書付」第三頁、上の八~九行目

 

解読 右者先月霞ケ谷并三好谷

    及両度段々出火仕難渋之儀

 

読み 右は先月、霞ヶ谷並びに三好谷

    両度に及び段々出火仕り、難渋の儀

 

解説 「右者」・・・右は。「者」は変体仮名の「は」です。出る回数が多いのですが、そのたびに形が変わるので慣れるしか有りません。 「霞ヶ谷」・・・「ヶ谷」も難しい。 「并」・・・並びに。「并」は現在の「並」です。 「三好谷」・・・「好」も難解。 「及両度」・・・両度に及び。二回に亘り。 「段々」・・・難解です。次々。 「出火仕」・・・出火仕り。出火し。 最後は「難渋之儀」・・・難儀したこと。

雨の日はインターネットへの接続が悪い様に思います。