「漂流外国物語」第五十五ページ、上の五~六行目
解読 一、右坊主唱へ事相済候へバ、木佛を飾り候儘縁臺共
寺へ持行、其跡江坊主行、其跡へ病人臥候儘ニ而縁
読み 一つ、右坊主唱え事相済み候えば、木佛を飾り候侭、縁台共
寺へ持ち行き、其の跡へ坊主行き、其の跡へ病人臥し候侭にて縁
説明 最初の「石」に見える字は「右」です。 「唱へ事」・・・「事」は「古」の
下に「又」と書いて異体字の「事」。 「相済み」・・・太くて読みにくい。
「候へバ」・・・「候」が点に見えます。 「飾り候儘」・・・薄くて読みにくい。
「寺へ持行」・・・「寺」は形で覚える。 「其跡江」・・・「跡」が難しいですが、
文意から読みました。 「其跡へ」・・・こちらの「跡」の崩し方が普通です。
「臥候儘ニ而」・・・臥し候侭にて。「臥し」が難しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます