古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の百九十二

2016年11月28日 08時47分51秒 | 古文書の初歩

 


 

 

 

 

「漂流外国物語」第五十五ページ、上の五~六行目

解読 一、右坊主唱へ事相済候へバ、木佛を飾り候儘縁臺共

    寺へ持行、其跡江坊主行、其跡へ病人臥候儘ニ而縁

読み 一つ、右坊主唱え事相済み候えば、木佛を飾り候侭、縁台共

    寺へ持ち行き、其の跡へ坊主行き、其の跡へ病人臥し候侭にて縁

説明 最初の「石」に見える字は「右」です。 「唱へ事」・・・「事」は「古」の

下に「又」と書いて異体字の「事」。  「相済み」・・・太くて読みにくい。 

「候へバ」・・・「候」が点に見えます。 「飾り候儘」・・・薄くて読みにくい。

 「寺へ持行」・・・「寺」は形で覚える。 「其跡江」・・・「跡」が難しいですが、

文意から読みました。 「其跡へ」・・・こちらの「跡」の崩し方が普通です。 

「臥候儘ニ而」・・・臥し候侭にて。「臥し」が難しい。


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