宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

白山登拝記録2

2007-08-04 | Weblog
白山登拝記録2

2007年7月29日午後

13:40 全員室堂周辺の散策に出る。


13:45 一人別行動で御前峰山頂へ向かう。
ザックを下ろしたせいかバランスがとれず、腰が抜けた状態でかえってキツイ。


13:50 結界石の「青石」に到る。裏面に日蓮像の線刻あり。


14:10 白山山頂の奥宮に到る。多少雨が落ちる中を合掌。本地佛は千手観音。


    裂け岩の路頭が社殿の南北にあり。
    ドコモの携帯はアンテナ2本!他社はダメの模様。


14:20 山頂を出発。合羽を着用す。ガスで視界悪い。少々寒い。北斜面を降りる。足場悪し。


14:40 ガレ場の斜面を下り、紺屋池に到る。ガスが濃い。雪原が残る。下が空洞で危ない。
14:45 ガスのため油ヶ池より山頂幽かに見える。
14:47 大汝山への分岐路に到る。しまりのない砂礫路面で足元が危ない。
    悪天候のためか登山者なし。神仙世界の境地がいや増す。


14:57 大汝山の南登山口に到る。「石ぐるま」で何度もこけそうになる。
15:05 岩をよじ登って大汝山頂2684mに到る。ガスで視界なし。


    途中のルートは岩に付された赤丸のマーキングに助けられる。




    大汝神社に参拝す。
    石を積み上げた社殿地内には南側奥に一石五輪塔が、


    神社裏には板碑の残骸が複数安置されている。本地佛は阿弥陀如来。
    一石五輪塔の総高67cm、幅17cmを測る。
15:25 大汝山頂を出発。ガス濃く寒い。もとのルートを下る。
    期待していた西側にあるはずの釈迦岳の眺望はお預けとなった。
15:50 大汝麓で霧の向こうからふいに若い男性現れ多少びっくり。
15:45 千蛇ヶ池の傍からゴツゴツの御前峰が一瞬覗く。正面の山容とは別の顔である。
    池は雪原のままである。


15:55 お花畑の中央付近、寒いのに数名がしゃがんでいる。すべてカメラマン!
クロユリの群落もそこいらじゅうにあり。

16:07 雪原から流れ出る川に手を浸す。しびれる冷たさが心地よい。


16:15 室堂社務所(写真左側建物)に帰還
    センターで一斉の食事。短時間に750名を捌く高機能の中房と食堂。
    金沢大学の学生さんとか。
    ご飯、味噌汁、おかず(ニンジン、ブロッコリー、ハンバーグなどの一皿盛)で満足。
    なんとデザート付き(フルーツジェリー)、ご飯、味噌汁はお代わりをする人も!


    宿舎でミーティングをし、翌日の時間とルートを確認。
    御日の出のご来光は微妙な天気。3:30起床のため早々に全員床に就く。
    寝具は一畳幅のマット、敷布、毛布2枚が準備されていた。
   (隣の部屋は皇太子がお泊りになった部屋とか・・・)

白山登拝記録抄1

2007-08-04 | Weblog
白山登拝記録

研究会では例会では霊山の保全や管理について
先進的な具体事例として、石川県白山市三宮町に鎮座する
白山比神社(白山本宮)の村山禰宜様に
白山の登拝と山の管理についてお話いただいた。
これをきっかけに参加者から熱い登拝の要望があり
この度平成19年7月27日より8月1日の日程で
白山登拝ツアーを実施いたしました。
登山情報ブログにだっした観はありますが
「白山登山」とせずあくまで登拝記録として
以下にその記録抄を掲載します。

2007年7月27日
15:20 大宰府政庁跡をマイクロバスで出発。

16:30 新門司港よりフェリーに乗船し移動。

2007年7月28日
6:30 神戸港着。名神高速より東海北陸道庄川インターへ。
   白川郷・白山スーパー林道を通り
   石川県白山市三宮町の白山比神社(白山本宮)を正式参拝。



   宮司様、村山禰宜様のあたたかいご接待をいただく。

   国民宿舎白山一里野荘に泊。


2007年7月29日
   国民宿舎を出発し白山登拝へ向かう。

7:15 別当出合駐車場を出発。砂防新道を登る。周辺は里山の景観。
8:20 中飯場休憩所着。水を補給。
8:40 途中、下りの登山者とはじめて遭遇。室堂からか。
9:00 小休止。中飯場より約0.6km。エンレイソウあり。亜高山地帯となる。

9:20 別当覗着。標高1750m。覗は修験道の旧行場。斜面崩壊して立ち入り禁止。
10:10 ガスが出る。低木ばかりとなり植生が変化している。
10:30 甚之助小屋に到着。標高1970m。ここで朝食。ガスが出て周辺は真っ白。

11:05 甚之助小屋出発。少々晴れ間がでる。
11:20 石段がよく整備されている。段は低いが勾配がきつくなる。


11:50 斜面ガレ場に山吹色の日光キスゲが咲く。花が一気に多くなる。


12:20 黒ボコ岩が遥か上に望める坂に至る。長蛇の列。渋滞。
    石段は片岩を用いよく整備される。「延命水」はしずくほどの出でここも人だかり。

12:30 黒ボコ岩に至る。人が多く溜り休まず押し通る。
12:35 弥陀ヶ原に至り、景観が一変する。コバイケイソウが咲き誇る平坦な草原。



    急に視界が開ける。ガスの間に「御前峰」がのぞく。神々しいの一言!
13:20 岩坂を登りきり、室堂センターに到る。晴れ間あり。全員無事。
13:25 白山比神社奥宮拝殿に参拝する。荷を社務所の宿舎に預ける。


次期研究会の再度のご案内

2007-08-04 | Weblog
次期例会の詳細が決定しましたので
再度お知らせします。

日時:平成19年8月18日 午後1時から
場所:太宰府天満宮 崇敬者会館(御本殿裏)2階天拝の間
内容:
1 卓話 「宝満山護持と登山形態の変遷について」
    西鉄山友会 副会長 伊藤博紀氏

2 報告 「研究会主催加賀白山登拝の報告」
    ※ スライドをたくさん用意しております。
会費:資料代 200円

ふるってご参加ください。