白山登拝記録12
(御前峰でのご来光)
2007年7月31日
3:30 室堂社務所の宿泊所
床の中だが大半は目覚めている。
山頂でのご来光を拝んでの日供祭の
実施を告げる太鼓が鳴らされるはずの時間。
だが鳴らない。
夜間は月光が煌々と照る時間もあったが
雲の流れが速い。
廊下越しで聞こえる社務所神官さん方の
慌ただしい音。やはりだめか・・・
3:40 ドドーン ドロロロロ!ドドドン
ちょっと調子をはずした太鼓の音が室堂に響き渡る。
10分ほど迷われた末のご決断であったと思われる。
なんにしてもありがたいことであった。
間髪入れずに二度目の太鼓。今度は快調。
部屋の明かりが灯る。実施決定の瞬間。
7名が登拝の準備をはじめる。
外はまだ漆黒の闇。
3:50 下山の心配もありググッとこらえて皆様をお見送り。
診療所に行った仲間も気になるところ。
4:00 福井県警の警察学校の若手や永平寺の若手修行僧
色々な団体や個人が次々と登拝道を列になって登ってゆく。
手にした懐中電灯が昇竜のように見える。
4:20 闇が白み始める。室堂でも風があり寒さで立っていられない。
山頂を見上げた眼がすぐ潤み注視できない。
センターのロビーにもぐりこむ。
ドアのガラス越しに見える登拝の列が
じょじょに山頂に近づく。
4:31 一行が山頂奥宮に無事到着。最後尾はまだ8合目辺り。
恐らく奥宮周辺は大変な人だかりであろう。
4:40 曙光が射した瞬間。右手にはるか槍ヶ岳。
山頂では万歳の声か。
室堂にも朝焼けが訪れる。
5:05 山頂での日供祭。一行が参列。
6:00 一行が下山。社務所に戻る。至福の顔。
ご加護を得た、という晴れやかな顔。
いよいよ下山の時が迫る。
(つづく)
(御前峰でのご来光)
2007年7月31日
3:30 室堂社務所の宿泊所
床の中だが大半は目覚めている。
山頂でのご来光を拝んでの日供祭の
実施を告げる太鼓が鳴らされるはずの時間。
だが鳴らない。
夜間は月光が煌々と照る時間もあったが
雲の流れが速い。
廊下越しで聞こえる社務所神官さん方の
慌ただしい音。やはりだめか・・・
3:40 ドドーン ドロロロロ!ドドドン
ちょっと調子をはずした太鼓の音が室堂に響き渡る。
10分ほど迷われた末のご決断であったと思われる。
なんにしてもありがたいことであった。
間髪入れずに二度目の太鼓。今度は快調。
部屋の明かりが灯る。実施決定の瞬間。
7名が登拝の準備をはじめる。
外はまだ漆黒の闇。
3:50 下山の心配もありググッとこらえて皆様をお見送り。
診療所に行った仲間も気になるところ。
4:00 福井県警の警察学校の若手や永平寺の若手修行僧
色々な団体や個人が次々と登拝道を列になって登ってゆく。
手にした懐中電灯が昇竜のように見える。
4:20 闇が白み始める。室堂でも風があり寒さで立っていられない。
山頂を見上げた眼がすぐ潤み注視できない。
センターのロビーにもぐりこむ。
ドアのガラス越しに見える登拝の列が
じょじょに山頂に近づく。
4:31 一行が山頂奥宮に無事到着。最後尾はまだ8合目辺り。
恐らく奥宮周辺は大変な人だかりであろう。
4:40 曙光が射した瞬間。右手にはるか槍ヶ岳。
山頂では万歳の声か。
室堂にも朝焼けが訪れる。
5:05 山頂での日供祭。一行が参列。
6:00 一行が下山。社務所に戻る。至福の顔。
ご加護を得た、という晴れやかな顔。
いよいよ下山の時が迫る。
(つづく)