狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

Preparation !、今後の世界的大災害に向けた改正出入国管理法「在留資格」の防波堤、名目「実習生」の実態、日本のささやかな「天井の無い監獄」パレスチナ・ガザ地区との交流:Japan-Gaza

2019-01-05 23:58:21 | 日本政治・総合 2018~

 現・安倍政権の「アベノミクス」の効果による景気の上昇と拡大によって生じた雇用の拡大と、それと共に生じた人手不足を解消する為、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた「出入国管理法改正案」が、昨年(2018年)12月8日未明、賛成多数により可決、成立し、本年(2019年)4月に施行される。その「改正出入国管理法」では、新たな「在留資格」を創設する。
 今後、世界的な大異常気象による同時災害や、世界大恐慌、世界最終戦争となる第三次世界大戦が起こる可能性が、非常に高い。その為、それらに乗じて、支那(中国)等の東アジア、東南アジアをはじめとした地域や国々からの大量の難民が、日本に押し寄せて来る可能性も高い。その為に政府は、新たな「在留資格」を設ける事によってフィルターに掛け、難民の防波堤、歯止めにしようとしているとも言う。
 他の詳しい事は、専門家や評論家に譲るとして、僕は自分の身近な所での関連する事について述べる事とする。

 僕は最もキャリアの長い鉄工関係の仕事を中心に、正社員から派遣、期間工、アルバイトまで、転々と職場を変えて来た。その途中、期間工時代には日系ブラジル人やペルー人等がおられたり、派遣先には在日支那人(中国人)等、また「実習生」と称した支那人やベトナム人等がおられた。
 「実習生」という名目で来られている方々は、皆総じて、大変、給料が安い。僕が以前勤めていた所では、会社の中に寮を設けていたり、また、それによって、夜遅くまで残業を熟されていた方々がおられる会社も在った。3年間の在留中に、出来るだけ稼ぎたいという思いも有るのであろう。
 「実習生」の中には、毎月実家へ仕送りをし、その祖国の両親が新築の家を建てられたという方もおられる。日本よりも物価が安い祖国では、日本で稼いだマネーは大金になるという。
 しかし、「実習生」の方々は、何ぼ祖国では「大金」に成ろうとも、日本に居る間は、その安い給料で持って、日本の高い物価の中で、周囲の日本人と同様に暮らさざるを得ない。給料が安いからと言って、その分、店で値引きしてはくれないのである。
 しかも、内容的に、同じ職場の日本人の同僚と同じ様な事を行っているにも関わらずに、日本人との間で給料に格差が付けられているのである。
 確かに、僕自身も鉄工所で最初に見習いに入った頃は、手取りで10万円台という安い給料であった。しかし、それは「職人」と「見習い」・「ボウズ」との違いが有り、技能・キャリアの違いが有るので、「職人」と「見習い」との間での給料の格差が有るのは当然と言える。よって、「実習生」も、その「見習い」期間と考えれば良いのかもしれない。しかし前述の様に、工場への派遣の仕事は大概、ライン作業等の「単純労働」であり、誰でも出来る、経験が無くとも出来る仕事であり、それ故、日本人も外国人の「実習生」も同じ内容の事を行っており、その上で給料の格差が出来ているのは、間違いである様に思える。
 僕は、以前、未だ社会問題等に目覚めていなかった頃は、自分の給料しか関心が無く、その様な事を気に掛ける事が無かった。しかし、一昨年(2017年)、或る鉄工所でそういう状況を目の当たりにし、「実習生」の方々に申し訳ないと感じた事も有って、そこの会社を5日で辞めた。
 また、その同じ年、丁度その会社に入る前に或る鉄工所に面接に行った時は、一つの理由を持って、自分から辞退して断った。その理由とは、中東のパレスチナに於いて現「フェイク・イスラエル」が建設機械を用いてパレスチナ人の家を壊し続けている事をそれまでに目の当たりにして来て知識として持っていたので、パレスチナ人の家を壊す事に加担したくないという思いを持ち、その建設機械を作る事をボイコットしていると言う理由、そして、他人の不幸を踏み台にしてまでして自分の糧を得たいとは思わないという理由である。尤も、その時の面接官がおっしゃっておられた事だが、現イスラエルによるその機械の使い方が悪いだけというのは、確かにその通りではある。
 「実習生」という名目ではあるものの、その実、会社にとっては出来るだけ、人件費を下げたいという目的が有るから採用している実態が在る。どこの会社も、大概、人件費が最も高く付いている。また、日本人を採用する場合でも、正社員では無く、波の在る景気の中、業績が悪化した時に「クビ」にし易い、派遣社員やパートを増やしている。
 外国人の「実習生」を雇い入れる場合、ブローカーを通し、会社側が外国の現地まで行って面接を行い、その中から指名するらしい。そして、会社側からブローカーへの支払い、また寮の用意や家賃の負担等も会社が持っているらしい。中には、賄いに食事も入っている所も有るだろう。その為に、給料を低く抑えているとも聞く。農家の場合は、日本人を雇う場合でも、給料は安い。しかし中には、「実習生」がブローカーに支払う例も有るだろう。

 前述のパレスチナ人達の失業率は、数十%と大変高い。2017年時に於いては、昨年(2018年)9月12付の国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の総計で、パレスチナ自治国の失業率が27%を超え、農業生産も11%減ったとの事である。特にガザ地区での失業率は40%以上(2016年?)、中でも若者の失業率は60%とも言われている。しかし、ガザ地区は、恰も「天井の無い監獄」の様に現イスラエル占領軍によって囲まれている為に、外国に脱出する事も出来ないで居られる。そのガザ地区から、日本政府は、毎年10人の教師を日本に招き続けるという。

 以下、2018年9月25日付・首相官邸「第73回国連総会における安倍内閣総理大臣一般討論演説」より、
  「さて皆様、本演説の準備に当たり、私はささやかな、新しいプログラムをつくりました。来年初め、ガザ地区から約10人、小中学校の先生を日本に招きます。これを第一陣として、毎年続けます。日本という異なる文化、歴史に身を置く教師たちは、ガザと中東を広い視野に置き、自分たちのことを見つめ直すでしょう。それは独特の、慰藉(いしゃ)の力を彼らに及ぼすのではないでしょうか。
  平和とはもちろん、当事者双方の努力が必要なのです。それでも願わくば、私たちのこのプログラムが、ガザの教師と子供たちに、希望のよすがを与えてくれたら。
  20年たつと、訪日経験を持つ先生は200人になる。彼らに教えを受けた生徒の数は数千人に達するでしょう。その日を待望いたします。」
(以上、2018年9月25日付・首相官邸「第73回国連総会における安倍内閣総理大臣一般討論演説」より)

 安倍首相は、ここに引用して掲げた国連総会での演説の中のパレスチナ・ガザ地区に関する一部分以外にも、様々な国々との「世界と地域の未来を、確実なものとすること」(前掲と同じ安倍首相の演説より)を目的とした日本の外交について、その演説の中で述べておられる。しかし、「イスラエル」という国の名は入っていない。昨年(2018年)5月、安倍首相夫妻は現イスラエルのネタニヤフ首相の自宅のディナーに招かれた際、デザートのチョコレートが入った、畳の上に置いた靴がデザインされた器をテーブルの上に差し出される「侮辱」を味あわされた。安倍首相や日本政府は、常にパレスチナ問題については「中庸」という言葉を使われ、(建前で有るか否かは知らないが、)中立の立場を取られて来られたものの、その「畳の上の靴」事件に対する、「ささやかな」、カウンターの意味も込められているのであろうか……?。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2017/12/21付:「国連総会でエルサレムをイスラエルの首都と認めたアメリカの決定撤回の見通し・・・不法占領中のイスラエルに権限は無い、最も大切な事はパレスチナ人に同情・共感する心、自分の糧を得る為に弱者を犠牲にするのか?」
  ・2018/01/11付:「『中庸』の下での日本主導『平和と繁栄の回廊』構想はパレスチナ国家独立の妨げになっていないのだろうか?・・・ボイコットでイスラエル不法占領を終わらさなければ不可能である(※私は100%パレスチナを支持)」
  ・2018/02/08付:「Boycott Illuminati IOC & Israel !! - 共通するスポンサー 、a centenary Balfour Declaration & Russian Revolution」

 参考文献
  ・2018/09/13付・日本経済新聞:「パレスチナの失業率27%超、国連調べ」
  ・2018/09/25付・首相官邸:「第73回国連総会における安倍内閣総理大臣一般討論演説」
  ・2018/09/26付・毎日新聞:「安倍首相:ガザ地区教師10人を日本へ招へいへ」
  ・2018/12/08付・産経新聞:「改正入管法が成立 外国人労働者の受け入れ拡大 10日に国会閉会へ」
  ・ウィキペディア:「ガザ地区」
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Injustice, Medical school:フリーメーソンの「友愛」を校是とする東京医科大学をはじめとした医学部不正入試問題と似る、コ・メディカル系専門学校入試と高校入試の「内申書」

2019-01-05 21:20:55 | 健康・医療・暮らし 2018~

 「正義・友愛・奉仕」を校是として来た東京医科大学が、不正入試で大きく揺れている。「友愛」をセンターとするその校是は、恰も「自由・平等・友愛」を掲げてフランス革命を行った、イルミナティ・フリーメーソンの由来に思える。実際、行っている事柄を見ると、その事が推察される。医療界は、ユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンの配下に在る。

 以下、2018年12月31日付、東京新聞「東京医大不正入試 最終報告書 年の瀬、突然の公表」より、
  東京医科大学の第三者委員会が指摘した主な不正の手口
   ・国会議員を含む政治家の口利きが有った受験生の優遇。
   ・小論文の試験問題の漏洩。
   ・大学への寄付金額による一部受験生への加点。
   ・同窓会関係者が親族にいる受験生の優遇。
   ・優遇した受験生側から謝礼金受け取り。
   ・女性や長期浪人生を不利にする得点操作。
 (以上、2018年12月31日付、東京新聞「東京医大不正入試 最終報告書 年の瀬、突然の公表」より)

 また、東京医科大学以外にも、不正を公表し、文部科学省が不適切と指摘した大学が在る。現在の所、昭和大学、神戸大学、岩手医科大学、金沢医科大学、福岡大学、順天堂大学、北里大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学となる。

 実は、医学部では無いものの、それよりは大分レベルが低いものの、僕にも似た様な経験が有る。

 僕は、2003年1月、九死に一生を得た事をきっかけに、同年の8月、34歳の時、高校中退であった為、まず、大検(大学入学資格検定)を受験した。その後、その年の11月頭、大阪のY医療系専門学校を受験した。受験料は、何と、3万円もした。受験した学科は、「理学療法士」の学科であった。社会人入試であり、受験科目は、確か、生物Ⅰと小論文のみ(或いはどちらか一つのみ?)であった様な記憶がある。しかも、確か、それが一次選考で、二次選考の面接まで行かなかった(?)という記憶が有る。そして、学歴・職歴等の「経歴」を書いたエントリー・シートは、勿論提出していた。
 その2ヶ月半程後の翌年の1月中旬、再び同じ学校で、且つ同じ学科を、社会人入試(一般?)で受験した。同じく、受験料を、再び3万円も払った。受験科目も、全く同じであった。結果は、同じく不合格であった。
 その学校を受験した理由は、単純に、受験科目がその様に少なく限られていたからである。特に「生物Ⅰ」は、大検の時の受験科目でもあったからである。また、理学療法士を希望したのも、単純に、簡単そうで僕にも出来そうだと思ったからである。僕と同様にその様に感じている者が多いせいか、また、看護師やその後に僕が取得する「臨床工学技士」の様に、侵襲的な事をする事をはじめとして生命の維持に関わる事を直接に、或いは極めて近い状態で行う上での「リスク」が無い事によって安易に選択し易い学科である為なのか、理学療法士学科を応募する者がかなり多い事となっており、競争率は非常に高くなっている。
 当時、熱に浮かされていた事もあって、それでは諦められなかったし納得が出来なかったので、2004年の秋に、再度受験する事にした。
 そこでまず、受験校の幅を広げる為に、国語、数学、英語を、中学生レベルから勉強し直す事にした。当時、マンションのローンも抱えていたので、勿論、仕事をしながら、帰宅後や休日に勉強していた。
 そしてその年の秋、35歳の時、これで最後にしようと決めて、3校のみ、医療系専門学校を受験した。もう、その時点に於いては、前年の様な熱に浮かされる事も無く、「成るように成る」と、通っても通らなくとも、どちらでも良くなっていて、今まで通り「鉄工所」でも良いとも思っていた。それ故、その1年前と違って、プレッシャーは全く感じていなかった。当時、プロテスタントの教会に通い聖書にも少し触れていたので、「職業に貴賤は無し」である事や、「神様への信仰を第一」とするならば職業の種類は関係無し等と言う事を、少し理解し出していた様である。
 最初は、2004年9月中旬、兵庫県のK医療系専門学校を受験した。受験学科は、「義肢装具士」であった。受験科目は、小論文と面接だけであった。勿論、「経歴」を書いたエントリーシートを提出していた。受験料は、何と、2万円もした。面接は1対1であり、面接官が、用意してあるパターン・ファイルの様なものに、僕が言った言葉に当てはまる言葉に丸を付けている様に見えた。
 次に10月頭、大阪のO医療系専門学校を受験した。受験料は、何と、3万円もした。一般入試で受験した。受験学科は、第一希望が「理学療法士」、第二希望が「臨床工学技士」の、それぞれの夜間部であった。受験科目は英語、数学、(国語?)、小論文、面接であった。英語、数学、(国語?)は、それぞれ4択程のマークシートであった。英語は、発音がどうだとか言う程度で、難しいものでは無かった。面接は3人のグループ面接であり、理学療法の先生方が担当していた。そして、同様に「経歴」を書いたエントリーシートを提出していた。1週間から10日後までには結果が届いた。封書を開くと、第二希望に合格と在った。そこで10日後に、学校へ相談に行き、その翌日、早速、10万円もの入学金を振り込んだ。
 どうせこの際、ついでに予定していたもう1校を受けてみようという事で、そのO医療系専門学校の入学金を振り込むと同時に、岡山の或る医療系専門学校の入学選考料も振り込んだ。その受験料も同様に、3万円もした。
 12月上旬の、その岡山の或る医療系専門学校の入試までに、11月中旬、先に、大阪のO医療系専門学校の1年目の年間学費を振り込んだ。凡そ「百万円」もした。よって、岡山の或る医療系専門学校を受験する前には、既に大阪のO医療系専門学校への入学の意志を固めていた事となる。そして後に、その後の3年間分も、毎年、「百万円」も払う事となるのであった。
 岡山の或る医療系専門学校の受験もうろ覚えとなってしまっているが、面接は集団面接であった記憶が残っている。当時は現住所と違い兵庫県のやや西寄りであったものの、大分距離が離れていた。当時、インターネットもしていなかったし、余り理解せずに受験したのであろう。受験学科は、理学療法士であった。受験科目は、一般入試であったものの、同様に、かなり少なかった様に思う。また同様に、事前に「経歴」を書いたエントリーシートを提出していた。
 そして翌年、36歳となる2005年の4月から4年間、僕は大阪のO医療系専門学校の「臨床工学技士」学科・夜間部に通学する事となった。

 以上の僕の例からも解る様に、受験科目は少なく、それどころか作文と面接だけという所も有るぐらいで、それによって合否判定をしているだけなのである。よって、決め手となっているのが、「『経歴』を書いたエントリーシート」である事が解るであろう。恐らく、そのエントリーシートによって、事前に優先順位が決められていたり、加点されているのであろう。
 当時、各学校の偏差値なるものが書かれた本を見た記憶が残っているが、僕が通った大阪のO医療系専門学校をはじめとして、医療系専門学校は軒並み「偏差値が低い」様である。実際、僕が通学した医療系専門学校は、昼間部でも「4年制」であり、且つ、入学時(或いは学校紹介)のパンフレットには、「スパルタ教育」と書かれてあった。その「スパルタ教育」が必要な程、通学中、図書室でも騒がしかったり、その隣の休憩ロビーに於いてもマナーや態度が悪く思われる者達が多かった。卒業式に於いて臨地実習時の厳しさを思い出して泣く者達が多い等とおっしゃっておられたが、その裏を返せば、それだけ甘やかされて育った金持ちのボンボンである事が解る。また周囲では、給料がどうだの、福利厚生がどうだの、安定がどうだの、公務員の様だとか、まるで医療の本質である「人の痛みを癒やす」事に対して無関心、また少なくともそれをきっかけとはしていない者達ばかりであった。しかし、それらの者達は、入試の面接時には、適当な美しい言葉を建前として並べていたのであろう。よって、お偉いとされている先生方の見る目も無い事が解る。
 しかし、医療界の上でのトップに或る医師側からすれば、言葉は悪いが、「アホ」とか「バカ」の医療従事者の方が扱い易いと言えるであろう。所詮、コ・メディカル(医師以外の医療従事者)は、医師のオーダーに応じ従って行動しているに過ぎない。よって、コ・メディカルに自己主張や反対・抵抗をされる事は障害となるしストレスともなる。尤も、医師の意見に反論出来る程の知識や哲学を持っているコ・メディカルがどれだけ存在するのかは、甚だ疑問になる。よってそういう意味でも、コ・メディカルは自分で判断する事が出来ないので、ただ医師の命令に従っているだけなのである。そして、そうする事によって、コ・メディカルは、給料やボーナス等、生活が安定する事となっている。

 因みに、僕がそのO医療系専門学校の夜間部への通学中、どうだったのであろうか?。
 クラスメート達や同級生達、先生方(と言っても、何も教員免許等を持っている訳でも無い)、その他在校生達、事務職員達等と肌が合わず、笑われ、嫌われ、偏見を持たれ、差別され、排除され、結局、「繋がり」を得る事は全く無かった。また、並行して行っていたアルバイトの上でも、同様であった。僕は卒業後直ぐに、卒業アルバムをゴミ箱に捨てた。
 一方、4月に入学後直ぐ(1年時)の9月頭にME(Medical Engineer)2種、翌年(2年時)には、6月下旬のME1種とその後の初級シスアド、その2年後(4年時)には医療情報技師、そしてその翌年(2009年3月)の卒業時に臨床工学技士の各資格を取得した。在学中に5つの資格を、取る事が可能な資格全てを取得した。
 因みに、特に入学直ぐにME2種を取得したのはその学校では僕で2人目であったらしく、しかも前例の方は大学の工学部出身であったらしいのであるが、僕はその学校への入学直前までは「高校中退」のままであった。また、ME1種も数例?に留まる?。更に、MEの2種も1種も、授業で習う前の内容のものが、試験に於いて出題されていたのである。僕は当時も、「自立」して、お偉い先生方(果たして何が偉いのか、僕にはさっぱり解らないが……)に極力頼らずに、「独力で」、「自分で勉強」する事を行っていたのである(医療系の資格を取得する為には、国が指定した学校で単位を取得する必要が有るので、否が応でも通学しなければならない)。

 同級生達、また同校卒業生達は、その後、どうなっているのであろうか?。僕は繋がりが無いので全く知らないが、恐らく、「普通に」、病院等に勤めていられるのであろう。僕が卒業してから、丁度、丸10年経とうとしている。10年と言えば、もう、相当なキャリアである。それら同級生達は、それなりの地位・ステータスを得て勤められている事であろう。あの同級生達、あの同校卒業生達が……、である。

 確かに、医療系をはじめとしたサービス業は、良好な人間関係も必要となる。その人間関係は、周囲のスタッフだけでは無く、患者さんやお客さんにも当てはまる。「見とぅ」だの、「カメラ」だの、「目」だの、「個人情報」だの、「企業秘密」だのと鬱陶しがられる様に、最初から嫌われる「運命」に在る僕には向いていない。それらをはじめ、レッテル、差別、偏見等は、僕に取っての障害、ハンディと言える。そして、そんな僕自身を無理やり強引にそういう業界に押し付けるつもりも無いし、逆にそういう業界から押し付けられたり無理に迎合して合わそうとして自分らしさを失いたくも無い。強欲に押し付けるか、或いは自分を無くして合わせると言う事も出来るかもしれないが……。何せそれ以前に、兎にも角にも、「運命」、「宿命」というものが存在し、それに従わざるを得ないのであるから。2009年に卒業して直ぐに就いた病院は「1ヶ月でクビ」になり、2010年には、勤めて「3ヶ月でクビ」になった、或る病院の看護師長に言われた、「患者から苦情が出ている」と言う決め言葉を、今でも憶えている。確かに、僕には良好な人間関係を築いたり、よく気が付き気を効かして行動したり、ムードメーカー等といった能力が欠けている様に思う。また今に至っては、頑固、狷介、臍曲がり、捻くれ者、天邪鬼、非常識な性格がより一層強まった事で、それらに輪を掛ける事であろう。

 僕は今後、“医療系の仕事はしない”が、その後の事、過去の事、今後の事も含めて、ただ(=取り立てて値打ちや意味がないこと、普通、ありきたり)では終わっていないのではないであろうか……?。僕は「失敗」はしたものの、それらに対して「一矢を報いる」事が出来たのではないだろうか……?。しかし、先の大戦中の「特攻隊」の取られた行動に対して「無駄死に」等と揶揄する人達が、実際に世間の中に存在する現実が有る。しかも、その様な方々は、自らは「レジャー」に明け暮れ、日々の「ルーティン」に流されるだけで、「目的」や「ビジョン」も持たず、「実践」も、「挑戦」も、「研究」も、していないにも関わらずに……、である。日本人の「多数派」嗜好や、その様な方々の内に在る虚しさ、自身の現状への不満、自分の不甲斐なさ、情けなさ等から、「口先だけ」の批判をし、「かっこつけとる」等と、「出る杭を打ち」、嫉妬したり、羨んでいる事も有るのであろう。

 またついでに、兵庫県の公立高校の入試にも、「内申書」というものが、事前に提出されている。それには、中学3年間の素行、態度、性格、学業や部活動での実績等が書かれている。僕の場合、中学生時は余り勉強をしていなかったのであるが、比較的大人しく、真面目な態度で過ごし、部活動は3年生の11月か12月の2学期の期末テストの直前まで、最後に駅伝の県大会に出場するまでのほぼ丸3年間、続けて行う等、その他、多少の表彰された事も含めて、それらが内申書に書かれた事は、前掲とは逆に、僕にとっては有利に働いた事であろう。

 しかし、医療系や介護系は、人手不足と言いながら、何故、あの様に閉鎖的なのであろうか……。医師、看護師、コ・メディカルは、過疎地域では人手不足である一方で、都市部では、救命救急やICU(集中治療)等の一部を除いては、既に過剰であるとも聞く。実際、「予防医療」と称しながら健康診断や職場検診、人間ドック、脳ドック、癌検診、ワクチン接種等を行って「医原病」を作り出し、敢えて仕事を作っている事からも伺える。僕が資格を持つ(と言っても、紙媒体は既に破って捨てたが……)「臨床工学技士」の場合、殆ど透析関係しか就職先がない。

 本ブログ過去の関連記事
  ・本ブログ カテゴリー:「予防医療の危険性と生命倫理」 ・・・本ページ右サイド

 参考文献
  ・2018/12/31付・東京新聞:「東京医大不正入試 最終報告書 年の瀬、突然の公表」
  ・ウィキペディア:「2018年における医学部不正入試問題」
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“Preparation !“、“Repentance !” 、周囲から笑われながらコツコツと備蓄、「腐敗」と「発酵」は紙一重、知識薄くして行うは危なきなり、天国へ行く前の「悔い改め」

2019-01-05 21:00:40 | エッセイ・コラム

 昨年(2018年)の7月、猛暑の中、鉄工所で大量の汗をかきながら仕事をしていた。
 ふと冷蔵庫を開けてみると、甘酒が入っている。勿論、毎日開けているので気が付いていたはずである。
 しかし、にも関わらず、ドアポケットの中に、ずっと入れっぱなしになっていた。
 喉が乾いていたので手に取った。裏側のラベルを見た。すると、何と、賞味期限は、「2014年9月2日」と書いてあった。そう、丁度、賞味切れとなってから4年も経過していたのである。
 国産の米麹と米のみが原料となっている、その手に取った甘酒。添加物は一切入っていない。
 そして、甘酒は、何と言っても「発酵食品」である。僕は、その「発酵食品」である事を信じ、瓶の中の甘酒を、瓶のまま一気に飲み干した。
 すると、当日、翌日、…1週間後、…1月後と経っても、お腹が壊れる事も無く、それどころか却って、元気が湧いた気がする。
 甘酒は「飲む点滴」と言われている。それ程に、栄養価が高く、身体への吸収率も高い。原料を発酵させている事で、分解されて分子量が小さくなり、身体の血液や細胞に取り込まれ易い。
 食欲が落ち易い夏場、昔から夏バテ防止の為に、甘酒はよく飲まれて来た。

 また、昨年の12月、備蓄品を除いてみた。すると、賞味期限切れが頻発していた。
 「こりゃまずい!」と思い、早速、同じ代替のものを、ネット通販でまとめて購入した。
 期限切れのものは、その後に飲食する。しかし先の甘酒と同様、長い間消費せず、放ったらかしのものがあった。
 その内、いわしやサンマの蒲焼、鯖の味噌煮、グリンピース等の缶詰を食べた。それらは、賞味期限が「2015年1月11日」等となっていた。同じく期限切れとなってから4年が経過していた。
 しかし、同じく、経過観察をしてみたものの、何とも無かった。
 そう言えば、「世界一臭い食べ物」と評される「シュールストレミング」という缶詰が在る。塩漬けのニシンの缶詰であるが、強烈な臭いであるらしい。「腐敗」せず、「発酵」する事による「臭い」であるらしい。
 納豆やぬか漬け、味噌、ヨーグルト、チーズ等と、発酵食品は、本来、「臭い」がキツいものである。
 また、発酵食品以外でも、にんにくやニラ、玉ねぎ等、強壮効果が有る程に栄養価が高いもの程、元来、「臭い」がキツい。
 「臭い」は強壮効果、そう、「臭い」は「フェロモン」である。「臭い」は、性的欲求を高める。
 「臭い」は栄養、そう、「臭い」はそのものの本質を表す。
 「犬」は、「臭い」を嗅ぐ。「警察」は犯罪を嗅ぐ。
 人間に於いても、スマートで、「男臭い」訳でも無く、失敗の無い、「鈍臭い」事の無い、「臭い」の無い人は、味気無いのではないだろうか……。

 備蓄品の中には、「アルファ米」が含まれている。こちらの賞味期限は、2017年2月、もうそろそろ、期限が切れてから2年が経とうとしている。
 5年間の保存が効く「アルファ米」。色んな種類のものが発売されている。僕は、再び、シンプルな、「白米」ばかりを購入した。
 その期限切れとなって2年が経とうとしている「アルファ米」を、初めて食べる事にした。お湯は勿論の事、水でも「炊く」事が出来る。但し、とても時間が掛かる。
 僕は、お湯を入れて、そのインスタント米を食べた。付属のスプーンで食べた。とても美味しかった。ただ、袋のまま食べると、スプーンが短いので、底の方が掬いにくいのが難点である。

 ついでに、酒も確かめた。焼酎の「いいちこ」と「霧島」が残っていた。
 お酒も発酵食品である。前掲の甘酒は、酒と言ってもアルコールは含んでいない。
 焼酎は、アルコール度数が高いので、僕はお湯割りで薄めて飲む。
 製造日を見てみると、2014年10月であった。丁度、その頃に購入したはずである。4年が経過しても未だに残っている程に、普段、僕は余り酒を飲まない。
 余り、僕は普段、酒を飲みたいとは思わない。酒を飲むと、つい、眠たくなってしまう。
 しかし、偶に飲むと、リラックス出来る。偶にはいい。因みに、僕は、タバコを吸った事が無い。

 「腐敗」と「発酵」は紙一重。賞味期限切れはくれぐれも、サッサと食べられます様に。
 くれぐれも、真似しませぬ様に……。
 知識薄くして行うは、危なきなり。

 今後の異常気象や世界大恐慌、そして世界最終戦争となる第三次世界大戦を思いながら、僕は箱舟を造ったノアの様に、周囲からは「トンデモ」、「イタイ」、「有り得へん」、「怖がり」等と笑われながらも、コツコツと備蓄しておくのであった。
 そして、物の備えと共に必要な、心の備蓄と備え。
 最も大事なプレパレーション(Preparation)である、「悔い改め」を忘れずに……。

 




 旧約聖書・創世記6章11~14節
  地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。
  神が地をご覧になると、実に、それは、堕落していた。すべての肉なるものが、地上でその道を乱していたからである。
   そこで、神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来ている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。それで今わたしは、彼らを地とともに滅ぼそうとしている。
  あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外とを木のやにで塗りなさい。

 The Old Testament・The Book of Genesis 6:11~14
  The earth was corrupt before God, and the earth was filled with violence.
  God saw the earth, and saw that it was corrupt, for all flesh had corrupted their way on the earth.
   God said to Noah, “I will bring an end to all flesh, for the earth is filled with violence through them. Behold, I will destroy them and the earth.
  Make a ship of gopher wood. You shall make rooms in the ship, and shall seal it inside and outside with pitch.


 本ブログ過去の関連記事
  ・2013/10/07付:「生命の根幹を司る食養生における日本人にとっての中心『味噌汁』・・・『体質と食物―健康への道』を読んで」
  ・2016/05/08付:「北朝鮮でも実証、有用微生物、発酵食品による除染・・・『放射能汚染 だまされてはいけない!?』を読む」
  ・2017/04/11付:「北朝鮮とアメリカとの核戦争、そのとき日本人はどうするのか・・・『白人至上主義』米国は前衛日本の犠牲を厭わない。しかし神である主イエス・キリストはアジア人。日本に神の選民の存在」
  ・2018/02/28付:「脳卒中・心血管疾患(2):血圧高いほど生存率高い、食塩、味噌・納豆・牛乳の有効性、『ナト・カリ食品』代替と味噌の塩分OK」
  ・2018/03/02付:「Preparation:株暴落、バブル崩壊は近い、マネーと核兵器の膨張、トランプ大統領は『破裂』を担う『パペット』-"Trump-puppet" makes money & nuclear burst 」
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